頭に浮かんだあれこれ

2011-07-24 00:37:13 |  分割取得夏休み
さて、王滝口登山道は花は少ないけれど、眺めは素晴らしい。
森林限界を越えると視界を遮るものはなく、よく整備され歩き易い道からは、登り口の田ノ原天然公園の駐車場が、山頂に到着するまで見え続けます。
その後方には南アルプスや中央アルプスが並ぶ。
夏の日差しに熱せられ、雲が上がってきたようで、上から下って来た人が、富士山は隠れちゃったなぁ、と言ってました。
上り始めた私の目には最高のお天気ですが、早朝はもっと遠くまで見渡せたようです。


中腹辺りで道が細くなり、上る人下る人がぶつかって、ここでも渋滞発生。
駐車場にあんなにたくさん止まってたんだから、こうなるよなあ。
まあ休み休み登れるので、久しぶりに登山靴を履いた身には、ありがたくもありました。

御嶽山は信仰の山でもあります。
白装束で登る行者の方々がたくさんいらっしゃいました。
登山道の途中には仏像なのか神像なのかが祀られた祠がいくつもあります。
法螺貝が響く中歩く(ホントに)、ちょっと雰囲気の違う山行でした。


斜面の上端に大きな山小屋があるのが、下の方から確認できます。
歩みを黙々と進めるうちに近づいて来ました。
日の光を平らな壁が白く反射させていたので、鉄筋コンクリート製のごつい山小屋だと思いきや、近くで見ると以外や以外、木製でした。
外壁だけ木造りなのかもしれませんが、壁が微妙に歪んでいて、年を経ている感じ。
嵐の日に泊まるのは怖いかも。

その山小屋のある所が王滝頂上。
いくつも頂上のある山ですね。

イワツメクサ

2011-07-23 01:05:52 |  分割取得夏休み
夏休みの分割取得計画時、休みを取る時期の山の見所に合わせた行き先を考えました。

7月は花の季節だから花を愛でに行こう。
8月は盛夏、高原に涼を求めよう。
9月は早くも訪れる秋を先取りしよう。

って事で、今回は7月なので花の山を選択。
…したつもりでした。
しかし、残念ながら期待したほどは見られず、ちょっと欲求不満。

御嶽山には一度登っていて、その時は岐阜県側、濁河(にごりご)温泉登山口から入山しました。
そちらからだと日帰りでは御嶽山の一番高い頂上までたどり着けないので、飛騨頂上周辺の五ノ池、三ノ池、四ノ池辺りをぐるりと一周しました。
これら池の周りには様々な花が観察でき、とても面白かった。

なので再度御嶽山を選んだのですが、頂上まで登ってみたくて選択した王滝口登山道は様相が違ってました。
森林限界を超え、岩のゴロゴロとした道になり、そここに高山植物が花を咲かせててもよさげな土壌なのに、3,4種程度しか目立つ花は見られず。
動物のしっぽのような穂を出す地味な草花も含めれば、もっと多種にのぼるのでしょうけど…。

確かにガイドマップには、御嶽山の北の方は花の説明があるのに、南の方にない。
ひとつの山でこんなに植生が違うとは思っておらず、ちょっと驚き。
独立峰ですが非常に大きな山体を持ってるという事ですね。
御嶽山で花を楽しむのなら、山頂の山小屋に泊まりお鉢巡りをするか、北側の登山道を登るのをお勧めします。
ただ、北側の登山口はこれまた遠く、御嶽山の麓をぐるりと回り行かねばなりませんので、ご覚悟を。

今回一番よく目にした、イワツメクサ。


登山口へ

2011-07-22 01:25:20 |  分割取得夏休み
日曜、月曜、火曜日の天気予報は、晴れ、曇り、嵐でした。
なので当然山を歩くのは初日の日曜日に設定。
早くに登山口に着きたかったので、早起きする予定でしたが、本当に起きれるか心配でした。
しかしそれは杞憂に終わりました。
少し窓を開けただけの車中は暑く、ほとんど眠れず。
人がいっぱいいるSAは反対に物騒でもあり、窓を全開して寝る気になりません。
眠れないのをいい事に5時半に起きだし、早々に出発しました。

道中は天気予報通り、よい天気。
中央道を中津川ICで降り、清々しい空気に包まれた早朝の木曽路を北上。
目指すは御嶽山登山口の一つ王滝口。
ここからなら山頂まで、短時間で登れます。
標高は2000mを越えてます。
山頂は近いけれど、逆に言えば登山口までが遠い。
国道19号線を木曽町まで行くのに1時間、県道20号線に入ってさらに1時間、山中の道を走りました。

最後の15分くらいはスキー場の中の道です。
細く曲がりくねって高度をぐんぐん上げます。
下界は雲の下。
遠い山の色の群青を透かし白く靄ったベールの中に、密度の濃い白雲が混じり、朝日を反射させて輝いてました。
前の方にバスがいるので渋滞発生。
濃淡の面白い雲海に目を遊ばせ、ゆるゆる走りました。

8時頃に到着したにもかかわらず、登山口の広い駐車場はすでにいっぱい。
さすがに三連休中日。
昨日から山に入り小屋泊まりしてる人とかもいるのでしょう。
なんとかスペースを見つけ駐車。
準備をして、いざ行かん。

写真は登山口に広がる田ノ原天然公園の展望台から。


恵那峡SAまで3時間

2011-07-21 00:52:45 |  分割取得夏休み
夏休み分割取得計画その1を実行しました。
三連休翌日に1日分を申請、無事取得。
山へ行って来ましたので、またいつものようにたくさん分割してお話ししたいと思います。

出発が土曜の深夜になったので、結局3日の旅でした。
山に登るのと、ぼんやりする時間を得るのとに選んだ先は、御嶽山と霧ヶ峰。
霧ヶ峰は山に登ったわけでなく、二つ目の目的のためだけに、麓の踊場湿原という場所でゆっくりと時間を使いました。

土曜日は23時頃出発。
上限1000円の料金制度が終了し、深夜の高速道路は昔の姿を取り戻してました。
連なり走る乗用車の列は見られなくなり、長距離トラックが相対的に目立つようになったがら空きの道を、快調に走りました。
三連休前日の晩はもう少し多かったのかもしれませんけどね…。

話外れますけど、1000円の時代は毎週(毎日?)のように20km渋滞していた東名阪の渋滞は発生しなくなったのだろうか。
ちょっと気になる。
今度帰省する時、様子を見てみよう。

さて、深夜の名神。
街から離れた山中を走っていると、窓外の空が白い。
街の灯りがこんな所まで?と思いましたが、山にかかる雲の上側が白い。
窓から上を覗くと、お月さまが煌煌。
月明かりが雲を浮かび上がらせていたのでした。
翌日の天気は良さそうです。

その日は中央道の恵那峡SAまで走り、車中泊。
2時をだいぶ過ぎてました。
本当はもっと進んでおきたかったのですが、出発時間が遅くなったので致し方なし。
それでもここまで前日の内に来れたのは久しぶり。

ここ数年、出発が2時だったりすることが多く、1時間も走れば眠気が襲い、近畿圏を脱出できないことが普通になってしまってた。
車中泊する旅行をするようになった当初、信州方面を訪れる時は、恵那峡SAを一泊目に使用することがほとんどで、翌日は必ずといっていいほど中津川ICで降り、早い時間に走る木曽路が気持ちよかった。
久しぶりにこのパターンにはまりました。