’09夏休み「前山湿原」

2009-09-05 01:12:23 |  ’09夏休み
8/19(水)は、志賀高原は前山湿原から志賀山、四十八池を歩きました。
今日は前山湿原辺りをご紹介。
10:30頃、信州中野ICを流出して、国道292号線を東へ。
ホテルやスキー場を横目に進み硯川着、ここから登ります。

歩いても登れるのですが、夏でも運行しているリフトがあって、軟弱者の私はこれを利用することに。
リフト麓駅にはヤナギランの赤紫色の花が咲いていました。


リフトは楽チンですね。
眺めも気持ちよし。


5分ほどでリフト頂上駅に到着。
リフトを降りるとすぐ前山湿原が迎えてくれます。
降り口に熊出没の注意を促す看板が。
随分前に買って使う機会の無かった熊脅しの鈴を取り出してザックに装着。
ようやく活躍の時が・・
チリンチリンと澄んだ音を響かせて、私の存在を知らしめてくれます。

前山湿原は小ぶりな高層湿原です。
ニッコウキスゲが結実してました。
結構大きな実をつけるんですね。
緑色でぶ厚く歪な小判型おにぎりのような形をしてます。
初めて見ました。
来年の初夏には、またここで花を見せてくれるのでしょう。

湿原にはモウセンゴケがいっぱい生えていました。
言わずと知れた食虫直物です。
まとう雫は甘くておいしそう。
昆虫が惹かれるのも分かる気がします。
あな、おそろしや。


登山道の右手と左手に湿原が広がるのですが、左手の湿原にはイワショウブの白い花がたくさん咲いて、ワタスゲが覆う湿原のようにも見えます。
うーん、山に来たって感じ。
イワショウブに蝶が止まっていました。


前山湿原から少し入ると遊歩道脇に渋池があります。
風も穏やかで、湖面に木々が映り込む静かな眺めを望めました。
湖面に浮かんで見える浮島(ほんとに浮かんでるわけではない)にはモウセンゴケがいっぱいで朱色に染まっています。
歩き始めてすぐにこれだけの景色や花が見られるなんて、志賀高原って良いところですね。
この後も期待が持てます。