春、第2楽章も終り

2010-04-11 21:05:36 | Weblog
夕刻、が降り出しました。
このでとうとう桜の花も往っちゃうな。

遠目には満開に見える木も、よくよく見れば緑の葉が混じりだし、花びらの無くなった赤い軸が目立ってきました。
しかし長く観賞できた春でした。
こんなに咲いてる期間が長かったのはちょっと記憶に無いです。
開花から3週間、満開が楽しめたのも1週間はあったのでは。
そう考えると寒い春も一興ですね。
きちんと休みが取れなくて、しっかり楽しむことができず残念ではありましたが。

往く桜の季節を惜しみつつ、数回前にちらと記事にした街中のお寺の桜を撮ってきました。
今頃こんな状態の桜を撮影できるのも、寒い春のおかげ?
三脚を手に入れたわけではないので、手ブレ覚悟の夜桜です。
眺めている時は、鐘楼と合わせて撮れば趣のある写真になるなと思ったのですが、実際に撮って見ると全然雰囲気が表現できず、ちょっとショックを受けました。
私の実力はこんなものか・・。
くやしいので載せません。
も一度研究して、来春リベンジするぞ。
・・それまで持つかな。

比較的ブレの少ない無難な奴を載せておきます。



鉄路の上

2010-04-11 02:08:05 | Weblog
今日は電車の先頭車両へ乗り一番前の席に陣取り、子供の頃の様に前から迫り来る景色を楽しんだ。
中間車両で目にする、横に流れる二次元的な景色とは違い、奥行きがある。
都市部の線路は直線が長く、光る二条の軌道の彼方から次々とそこにある存在が、やって来る。
ちょっとしたスペクタクル。
目を引くのは、やっぱりまだまだ桜の木。
線路沿いの並木を分けて通過する時、横にパッと流れ去る眺めは、街中で車を運転する速度では得られないもの。
ドキッとしてしまった。
運転操作や安全に気を配る必要なく、好きなところに視点を置けるのも、なかなかによろしい。

乗ったのはガラガラの普通電車。
特急電車の通過待ちなんてのがあったりして。
駅の待避線に止まり、変に静まった時が漂う中、春の光がやわらかい車中でポケッと過ごす時間が愛おしい。
山中の隘路を行く、やたら時間のかかる各駅停車の旅へ久しぶりに出たくなった。