最初はゾウ

2018-06-14 00:29:04 |  アフリカ旅行
アフリカ旅行 02

さて、アフリカ旅行の記事であるが、記憶の新しい内に面白かったものから書いていこうと思う。
今回の旅のメインはオカバンゴデルタという広大な湿地帯でのサファリである。
水が豊富なため、野生動物の楽園となっている。
水で覆われていない場所はサバンナというには緑の多い、まばらな灌木帯だった。
そこを現地のガイドが運転する、ランドクルーザーやランドローバーといったでかい四駆の車で巡り、野生の動物を見つけてもらって、その動物に合わせた距離まで近づいて観察するのである。



サファリの拠点はそういった原野の真ん中に建てられたロッジである。
原野は広大で陸路では時間がかかりすぎ、セスナのような小型機が着陸できる滑走路を持つのが普通である。
複数のロッジが共同使用しているところもある。
到着初日、セスナを降りた我々をランドクルーザーが迎えに来てくれていた。
それに乗り込みロッジへ向かったのだが、走る道路は当然舗装されていない。
デコボコした道を結構なスピードで走るので、我々はシートの上で跳ねまくる。
しかし、これが面白い。
車に窓はついておらず、風を受け走るのも気持ちいい。
車でのサファリをゲームドライブとも言うのだが、まさにその通りで、ただ走ってるだけで楽しかった。



そうしてロッジまでの道を走っていると、ガイドの人がなにかを見つけ車を止めエンジンを切った。
ゾウがいるらしい。
指さされた後の潅木の茂みからゾウが現れた。
うわあ、ゾウだゾウ。
至近である。
まだ若いゾウだが背丈は我々より高い。
木の葉を食べながらゆっくり歩いていた。
と、前にも別のゾウが潅木から出てきた。
全部で3頭いただろうか。
しばし撮影。



その内の一頭が我々に興味を示したのか近づいてきた。
ガイドの人がそこまでと判断して、エンジンをかけると驚いて離れていった。
うーん、いきなりこんなコアな体験をするなんて。
ワイルドな世界へようこそ。
これからの四日間、どんな日々が待っているのか、知らしめてくれるスタートとなった。