ボート・アクティビティ

2018-06-23 02:00:14 |  アフリカ旅行
アフリカ旅行 08

始め書いたように今回訪問しているオカバンゴデルタは湿地帯である。
湿地帯と聞いて思い浮かぶのはドロドロの沼や高層湿原なんかだが、アフリカの湿地は規模が違う。
それはもう湖であり川であった。
夏場乾いた土地だったところに、アンゴラで降った雨がどっと押し寄せ、秋から冬にかけて厚く水が覆うのだそうだ。
ボツワナは南半球にあるから、訪れた6月は秋である。
現地は乾季に入ったところで、それでもこれからもっと水は増えるらしい。
そんな湿地帯と車で移動できる乾いた大地の両方が接して存在していた。

<ボートはこんな>


てことでサファリは車だけでなくボートでも行える。
変化を求めて、午前のサファリは車で、午後はボートで、という順番に自然となった。
ボートは7人乗りくらいの大きさで、ガイドさんが最後尾に乗りエンジン操作する。
水の上は平らで、乗り心地は飛び跳ねて乗る車に比べ格段に良い。
高く低く唸るエンジン音と、水が船底を叩く音を聞きながら、快適にクルーズ。
風が気持ちいい。
ただ、日が水面に反射して目を射る。
太陽に向かい走るととても眩しく厳しい。

<上から下から>


水深は場所により様々である。
深いところは大丈夫だが、浅瀬に入ると水草が繁茂しており、スクリューによく絡むそうだ。
今は水草だが、水に浸かる前は乾いた大地に生えてたのだから、純粋な水草ではなく、両生なのだろう。
一旦停止し逆回転させたり、水草除去装置みたいなのがあるのだろうか、高周波な音がスピードを緩める度聞こえてくる。
水辺には動物はあまりいない。
カバを近くで見れるかと思ったが、小さなワニや大きなトカゲがいただけだった。
観察するのは主に鳥である。
名前を教えてくれるのだが、ほとんど覚えられない。

<ことり>


日が沈む少し前には船を止めて、船上で夕日を眺めながらのドリンクタイムがある。
事前に伝えておいた希望の飲み物をいただく。
私は白ワイン。
鳥のさえずりを聞き、眺める景色は静かだ。
日本の夕刻の鳥と言えばカラスだが、ここにはそんな鳴き声の鳥はいない。

<しあわせ>


日本ならどんなにいいお天気でも、太陽が水平線や山裾に沈む頃には真っ赤になって眩しさは無くなるのに、アフリカではもう沈む直前ってところまで高度を下げても眩しくて直視出来ない。
明るいオレンジ色だ。
当然と言えば当然だが、アフリカは空気がきれいなんだなあ。

<サンセット>


薄暗くなる頃ロッジに帰還。