テイスティングは素面の時に

2021-10-03 17:16:58 | お酒
ひーさしぶりに日本酒を買った。
彦根で「危険なお酒」を買って以来だ。
いつからだったか休肝日を週4日にしたから、もう今はお酒を飲むのは週末だけ。
週末の夕食は連れが気を効かして洋食にしてくれるので、ワインを飲む事が多い。
日本酒は好きだが夏場にあまり冷酒を飲もうと思わないのが不思議だ。
もう、ワインとビールばかりの夏である。



先週、酒屋さんで「ひやおろし」の文字を見て、ああ、もうそんな時期なのかと時の経つ早さにいつもながら愕然として、こんなの見つけちゃったら飲まねばなと購入。
いくつか並んでる中から、味がわからない時の選択肢である見た目でチョイス。
精米歩合55%の純米酒である。
連れにお酒の日に和食を作ってもらって、夏を越した酒を味わった。



まずはガラスの器に入れて冷凍庫にしばらく入れ、雪冷えにしたのを飲んでみた。
トロッとした口当たりに厚みのある甘みが舌を包んだ。
こんなに甘いお酒なんだ、と飲んでいると、まだまだ気温の高い晩ですぐに温度が上昇したのか、三杯目くらいから冷やになって味わいが変化。
苦味が前面に出てきた。
むむむ?なんだこの苦味は。



その時食べていたのは筑前煮だったが、その後サーモンの刺身を食べた後飲んだ最後の二杯ほどは苦味をさほど感じなかった。
併せて食べる肴によって味が変わるのだろうか。
いや、この苦味は自分の体調が悪くて感じる味覚のような気がする。
前にも同じように苦かったお酒を別の日に飲んだら、苦みなどまったく感じなかったことがある。



夕食前にいつも以上にビールを飲んでいた。
分解されてできたアセトアルデヒドが体内を巡り始めた頃だったに違いない。
このお酒のテイスティングはもう一度仕切り直しだな。
たぶん最初の雪冷えの時の味は信頼できる。
冷やでもう一度、そして今度はぬる燗で味の変化をみてみよう。