石舞台の見学後

2022-04-20 06:23:31 | その他旅行き
石舞台古墳を見学後、東側を回って飛鳥歴史公園の祝戸地区の山に登ってみた。
高い位置から石舞台古墳が見えるかなと期待したもの。
途中マラ石を見てから、整備中の遊歩道を登って行く。
小さな山で、あっという間に尾根に到着。
尾根道を歩いて着いた東展望所からは石舞台は見えず。
違う方向の展望が開けていた。



なんだ、せっかく登ったのに。
まあ仕方ない、石舞台に向けて遊歩道を下った。
石舞台古墳のある場所も飛鳥歴史公園の一部で施設が整備されている。
公園の外れにトイレときれいな休憩処があったので利用させてもらった。
公園は国営と書いてあったから、お金がかけてある。



夕刻、そろそろ帰らねばいけない時間になったので、飛鳥駅に戻ることにした。
来る時に飛鳥川のところで外れてしまった飛鳥周遊歩道で帰ることにする。
玉藻橋を渡り、山裾の道を橘寺に向けて歩く。
目に入る景色に華やかさは無いが、まだ冬枯れたままの荒地が鄙びた風情で、桜ばかり撮ってきた目に新鮮だ。



田畑が広がりだすと集落は近い。
いちご農園のビニールハウスが並び、いちご狩りもできるよう。
集落に入ると三叉路にぶつかり、右折して進む。
橘寺の東門を通り過ぎると一度県道に出る。
逆側から来て今来た道に入るのは、知っていないと難しそうだ。



県道を少し進むと左へ細い道が分かれている。
来る時に見つけた橘寺の石柱があるところに繋がっていた。
そのまま亀石のあるところまで戻り、後は行きと道を変えることにし、天武・持統天皇陵の横を通る県道に入った。
前に来た時、熟れすぎた実がいくつか残っているばかりだった柿の木の手前の畑に、菜の花が咲いていた。



平田川という細い川を渡る手前で右折して、川沿いの細い道路を進む。
集合住宅が現れ、駅までもう少し。
そのままどんつきまで歩くと、近鉄吉野線と並行して走る国道だ。
国道横にも桜並木があり、観賞しながら飛鳥駅へと最後の道行き。
歩く先々で桜が見られ、良い徒歩旅行になった。



さて、前回はうまく見どころを飛び飛びに見て歩いたなと思う。
今回歩いた道は違うがほとんど同じ辺りを往復したのに、石舞台古墳以外は見学対象が重なっていない。
何度も来るつもりならしらみつぶしに見学するのでなく、こんな適当な立ち寄り方もいいのかもしれない。
次回来る時はまだ歩いていない、もう少し北の方を目指そう。