宿根木『金曜日①』

2022-07-12 07:27:14 |  佐渡撮影紀行
昨日はその後、無事佐渡島の北東端から南西端まで移動でき、小木の宿で佐渡島最後の夜を過ごした。
明けたこの日はレンタカーを返して帰阪する日。
しかしレンタカーを返す前にもう一ヶ所観光したい場所があった。
小木から車で15分程のところにある宿根木という町である。
板張りの家が密集して建っているところで、路地に囲まれた敷地に合わせて建てた三角形の家なんかがある。
朝食後、チェックアウトして宿根木へと出発した。



町の入口にある駐車場に車を止めると、係の方がやってきた。
町の観光案内図を渡してくれ、どの路地から入ればいいか教えてくれる。



町並み保全協力費の100円を支払い、歩き出した。
町は予想を上回って面白かった。



家と家の間を縫うように走る路地がみな細いのだ。
家は総二階建てで路地から覗く空も細長く、密集感がすごい。



家の壁は茶色い板壁で質素な造り。
宿根木は江戸時代に栄えた北前船の基地で、船大工がたくさん住んでいたところ。



定期的に取り換えられる船の板は、家の用材とするにはまだまだ十分耐えられる良材で、これらを板壁に転用したそうだ。
外見は地味だが内装は贅を凝らした造りになってるらしい。



家の中を見学できる資料館もあったが、残念ながら時間切れ。
もっと時間が欲しかったが、路地を歩き回っただけで持ち時間を使い果たしてしまった。



すぐ前にある海岸にも見るべき所があるようなのだが、たらい舟に乗ろうとしている子供たちを撮影するところまで。
駐車場から車を出して小木へと戻った。