北沢浮遊選鉱場跡『火曜日①』

2022-06-22 06:29:25 |  佐渡撮影紀行
火曜日の天気予報は雨時々曇り。
ベッドに座って朝食を食べ、早々にチェックアウトした。
昨日荒天だったので見るのを諦めた北沢浮遊選鉱場跡にまず向かう。
駐車場に入る手前で見えた景色に思わず声が漏れてしまった。



駐車場に車を止めて敷地内に入ると、素晴らしい遺構の世界が待っていた。
事前にガイドブックとかで写真は見ているので何があるかは知っていたが、やはり実物を前にするのとは違う。



佐渡金山で取れた鉱石をここに運び選鉱し、少し西にある大間港から運び出していたそう。
同様の施設は兵庫県にある神子畑選鉱場跡でも見たことがある。
佐渡の方が遺構となって時間が経っているようで、広く植物に覆われていた。



やはりシックナーという設備跡が異色を放っている。
泥状の鉱石からこの装置で水分を分離するのだそう。



同じ場所なのに少し移動すると違う景色に見えて、何度も同じような写真を撮ってしまった。



選鉱場跡は間近で見る事も出来るが、高い位置から俯瞰して見ることもできた。
そのひとつがシックナーの上部から。



下から見上げた時、神社かお寺の建物が見えたので、それで当たりをつけ、地図を見つつ車で向かった。
八幡宮の鳥居を見つけたので、前のスペースに車を止めて境内に入らせて貰ったが、展望はなし。



車を置いてさらに奥に歩いて行くと、総源寺というお寺の前の木々が切られている場所があった。
柵があり簡単な展望台になっていた。
シックナーがすぐ下に見え、下から寺社の建物が見えた位置と一致。



もう一つはシックナーのある場所の反対側、佐渡奉行所跡の駐車場横から眺められる。
ここは前日夕刻に、強風で傘の骨を曲げたところ。
この日は雨は降ったり止んだりだったが風はなく、落ち着いて見学できた。



こんな遺構が大好物である。





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