相川京町通り『月曜日④』

2022-06-21 07:31:34 |  佐渡撮影紀行
小木から車で50分程のところにある相川という町までレンタカーを走らせた。
佐渡平行四辺形の左上にある。
その日の宿を予約している町で、佐渡金山のある所。
予約したのは素泊り専用の宿だ。
前にもこんなところに泊まったことがある。
ベッドとバストイレしかないとても狭い部屋だが、設備は新しく、ただ泊まって寝るだけに特化した建物だ。
チェックインして、明るい内にと町を見学に出かけた。



京町通りという古い通りがあるらしいのでそちらへの坂を上る。
その坂道からしてすでにいい雰囲気である。
雨のパラつく中、京町通りに入ると灯りのついたぼんぼりがいくつも並んでいた。
常設してあるのだろうか。



高台に上がったからか風が強くなってきた。
時々傘を持っていかれそうになる。
京町通りの先に北沢浮遊選鉱場跡というのがあり、夜間はライトアップされるそう。
まだ明るいが事前にどんなか見ておこうと足を向けた。



その辺りは開けた吹き晒しの丘の上で、選鉱場跡を見下ろせる場所のよう。
選鉱場跡が見下ろせる場所まで行くと、さっきまでの風を倍する勢いで風が吹きつけてきた。
ちらと見えた選鉱場跡の方から雨風が吹いてくるので、両手で持った傘をいっときもずらすことができない程。
これでは写真なんか撮れないので早々に退散した。



建物の影に戻り傘を見ると、中棒が曲がってへの字になっていた。
折り畳み傘なのだが、風に強い事が売りの商品だったのに、なんてことだ。
確かに親骨はひっくり返っても大丈夫だったが、曲がった中棒って一番太くて頑丈なんでは。
このままだと折り畳んで小さくできないので、真っ直ぐに戻そうと力を入れたら、ポキリと折れてしまった。
ななななんてことだ。



船が欠航になる訳だ。
佐渡島の東側と西側では風の強さが違うのだということを知った。
短くなった中棒をにぎって宿へと帰った。
この日も夕食はコンビニで調達。
佐渡島のコンビニはローソンしかないのかもしれない。
この後の場所で利用したのもローソンで、行きはしなかったが別の宿でありかを聞いたコンビニもローソンだった。
コンビニって地域性があるんだろうな。
近くに配送センターが無いと運営できない訳だから。





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