海の向こうに富士を見るのだ

2016-12-28 00:33:20 |  神奈川県全市町村探訪
土曜日は朝から晴天。
相模湾の海岸から富士山を眺めようと、三浦市と葉山町あたりをドライブした。
初めは電車で行こうかと思ったが、海岸線の観光スポットは最寄りの駅から遠く、バスだと待ち時間を取られそう。
海を見るなら車でドライブする方が気持ちよかろうと渋滞覚悟で車を出した。
これが正解。
さしたる渋滞に会うことなく、好きな時間にお目当ての場所を廻れ、圧倒的に効率良く観光できた。
夏場はこうはいかないんだろうな。

<ヨットハーバーと富士>


てことで、まずは三浦市。
第三京浜道路というのに初めて乗り、横浜新道、横浜横須賀道路、三浦縦貫道路で油壺へ。
三浦半島は青々とした葉を生やした畑が広がっていて、海が近いはずなのに海岸に出るまで海を感じさせないところだ。
植えられているのはキャベツとか特産品のダイコンのようだ。
高原野菜の畑が一面に広がる清里・野辺山あたりを彷彿とさせる。
しかし山が背景にないので、農地は非常に広大に感じ、北海道にイメージはつながるくらいだ。
空が広く陽光暖かく、冬も温暖なところなんだろうな。

<波食>


半島は台地状で急激に高度を下げると海岸である。
スマホナビを頼りに走ったが、行き先を油壺の適当な岬の道の端に設定してしまったのがまずかった。
富士山が眺められればどこでもいいとの思いからだったが、着いたのは小さな堤防のある漁港?だった。
台地から下る前は見えていた富士山は、小さな岬に遮られ見えなくなっていた。
岬を越えようと歩き出したが、なんと岬は私有地で立ち入り禁止の看板が立ってる。
あちゃー、失敗。
事前の下調べをほとんどせずに来たからなあ。
仕方なく京急油壺マリンパークのある隣の岬に移動することにした。

<胴網海岸>


途中、波静かなヨットハーバーの向こうに富士山が見える場所を通過。
車を止めてしばし写真撮影。
ここでの富士が一番きれいだったな。
マリンパークに到着し、有料駐車場に止めて海の方へ行こうとしたが、今度はマリンパークの施設に阻まれた。
ええ、入園しないと富士山見えないの?
水族館の見学予定は無いんだけどな。
またしても失敗か(駐車場代が )。
いやいやまだまだ。
駐車場に入る時マリンパークの敷地の右手に細い道があったような。
そこから海岸に降りれるのでは。
行ってみると、予想通り細い道が常緑樹の林の下を海岸に向かっているようだ。

<岬の石段>


下って行くと、果たして岩場と砂浜が入り混じった小さな入江に出た。
けど富士山はまたしても岬の向こう側で見えず。
岬の突端は白く波頭が砕けているのが遠望できる。
濡れずに向こう側に行けるだろうか。
足元の悪い岩場を横断し近づいてみると、崖を登るように石段が岬の側面に付けられていた。
これは行けそうだ。
登ってみると、やったー、相模湾が目の前に開けた。
富士山もバッチリ。
こりゃーいい。

<相模湾と富士>


なのだが写真を撮っていると山頂に雲がかかり始め、あっという間に富士山だかなんだかわからなくなってしまった。
富士山と分かる写真は最初の数枚だけ。
まあ広がる青い海が見れたし、富士山はヨットハーバーで見れたから、良しとしよう。
小さな入江は胴網海水浴場と言う名前。
波で侵食された崖の様々な表情が見られ面白いとこだった。

<砂浜>




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