猿石

2022-04-10 19:10:35 | その他旅行き
今回の明日香路散策は近鉄吉野線の飛鳥駅を起点にした。
飛鳥駅は明日香観光の拠点のようで、駅前には大きな広場があり、観光案内所や道の駅、レンタサイクル屋さんなどが整備されている。



前回起点とした岡寺駅と一駅しか違わないのにずいぶんな差だ。
観光案内所で明日香村観光マップを手に入れ、まずは猿石を見に行くことにした。



駅前を左に進み、吉備姫王墓の行先案内板を辿る。
欽明天皇陵のお堀を右に見て、左へ入ったところに吉備姫王墓はあった。



敷地の裏側から横を回って正面に出る。
猿石は石の柵を巡らされた敷地内に据えられていた。



なるほど猿みたいな顔だ。
4つもあった。
なんでこんなのがお墓の敷地内に置かれているのだろう。



欽明天皇陵の近くの田んぼで掘り出されたものらしい。
吉備姫王は欽明天皇の孫らしいから、おじいちゃんが孫娘に作り与えた石の人形ではないかと当時の人が考えて、お墓にお供えしたのかな、と勝手な想像を膨らませた。




石舞台の桜

2022-04-08 07:25:03 | その他旅行き
昨年初冬に奈良県の明日香路を散策し、石舞台古墳を初めて訪れた。
その時、周りに桜の木がたくさん植わっているのを見て、花咲く頃にまた来たいなと目論んでいた。
明日香村には見どころがいっぱいあって、まだまだ見に行けていない場所がたっぷり残っている。
違うルートで歩いて他の遺跡も見学しようと先週末遊びに行ってきた。
桜はちょうど満開で、一番いい時に訪れることができた。
まずはメインの石舞台古墳の様子から。

<古墳敷地を遠望>


<花曇り>


<空堀の周りに桜は咲く>


<夜のライトアップのいろんな仕掛けがあった>


<桜に囲まれて>


<道を挟んだ高台から石舞台を見下ろせる>



沖島港

2022-04-06 06:24:22 | その他旅行き
帰る船を1便遅くしたので、時間に余裕があった。
沖島港の基部に建つ漁協の建物でお土産を物色。
沖島で穫れるさつまいもで作ったという焼酎とおきしまえびせんべい、えび豆若煮を購入。
それぞれなかなかいい値がしたが、楽しませてもらったお礼も兼ねて奮発した。

<漁協で寄合があったよう>


残りの時間は港に係留された漁船を撮影。
島に車は走っていないが、ガソリン…船は軽油かな、の給油機があった。
ガソリンスタンドにあるみたいな姿形で、船用のそんな設備は初めて見た。
岸壁に等間隔で並んでいて、料金の収受の方法はガソリンスタンドとは違うのだろうな。



民家は密集して建っているのに、港の周りの共用部は広々とした空間があり、なんだかスースーするのだった。
先にも書いたが桜の木が多く植わっていて、開花したらなかなか凄そうである。
滋賀の桜は遅いようなので、まだまだこれから。
広場にシートを敷いてお花見しても良いのだろうか。



さてそろそろ船の出る時間である。
桟橋で待つ通船に乗り込んだ。
ずっと桟橋に横付けされているのでいつでも乗れて、島では待ち行列は発生せず、窓際のいい席を確保。
時間になって船が桟橋を離れると、おっちゃんが集札にきた。
行きに買って置いた帰りの切符を手渡す。
ではでは、さらばじゃ沖島。




ホンミチ

2022-04-05 06:29:30 | その他旅行き
沖島小学校からホンミチと呼ぶらしい通りを町の西に向けて歩いた。
初めに歩いた湖岸道路と並行して延びる道で、左右に民家の並ぶ沖島のメインストリートだった。
一番長い通りだけど道幅は路地をほんの少し広くしたくらいしかない、他ではなかなか見られない通りだ。



道はまっすぐではなく、少しうねって、それでもほぼまっすぐなのが、区画整理して作ったのでなく、自然発生的に家を並べて町を作っていったんだなあと思わせる。
漁業の町で朝に漁から帰ってくるらしいので、みんなお休みしているのか、こんなに密集して家があるのに人と出会わない。
三輪自転車に乗ったおばあちゃんが一度通り過ぎただけだった。



ホンミチの西の端が町の中心部。
案内図に酒屋や商店があると書かれていたので、入り組んだ路地をウロウロしたが、開いていそうな店はなかったな。
「いっぷくどう」という喫茶店があるらしいので、お茶でもしようと探したが、こちらもなかなか見つからず、ようやく見つけた入口にはCLOSEの文字が。
不定休と書いてあったのでそれに当たってしまったようだ。
残念。



近くに二つのお寺と神社があり、神社にお詣りすることにした。
こちらの神社は奥津島神社。
先にお詣りした弁財天と違い、こちらは社務所もある島の氏神様。



琵琶湖を行く船の安全を祈願する神様が祀られているそうだが、お祈り申し上げたのはいつもと変わらず写真撮影の無事。
神社は山の斜面にあるので、境内から町を見下ろせた。
改めて家々の密集状態が分かる眺めだった。




尾山をプチ登山

2022-04-02 01:48:29 | 山行
弁財天からさらに奥へと歩くと、湖岸から離れ、山中へと入って行く。
初めは平坦だが徐々に傾斜が増して、歩むスピードを緩めないとしんどくなった。
登山時の歩き方に変更。
手に入れた沖島の案内図に「尾山(宝来ヶ嶽)」と書かれた山への登山開始である。



高さ200m程の山。
登山道から下界の眺めはほとんどなく、常緑樹と落葉樹が混ざる林の中を行く。
おおむね平らで歩きやすく、所々足場の悪いところもあるが危険な所はない、そんな感じの道である。
湖が周りを取り囲んでいるから、遠くから街の雑音が聞こえてくることもなく、鳥の声を聞きながら静かに歩ける。
山の中にいる気分にさせるいい登山道だ。



シダ類の春の芽吹きやスミレの小さな群落を見つけた。
驚いたのはショウジョウバカマの花が咲いていたこと。
久しぶりに見たな。
なかなかの深山である。



見晴らし広場と地図に書いてある場所が一番高い位置にあったので、そこが山頂と思っていたら、道はいつのまにか下り坂になり、だいぶ下ってから見晴らし広場についた。
だから山頂を通過したのかしていないのか、山頂への分かれ道があったのかなかったのか分かっていない。
見晴らし広場からは南側の対岸が望めるのだが、空気中の水分が多いのか花粉のせいなのか、手前の岸辺の山の向こうは霞んで白かった。



道はそのまま下り、途中もう一ヶ所、ホオジロ広場というところで北側を望める展望地があるが、こちらも霞んで白く湖西の山が見えるまで。
広場には太い木にロープを渡したブランコがあった。
ベンチに座ってしばし休憩。
結局山中では誰とも会わず、静かな山歩きを楽しめた。



ここホオジロ広場で小学校に下りる道と港の方に向かう道に分岐する。
分かれ道はここくらいで、道標も各所にあるし、迷うことはない。
もう一度湖岸に連なる町並みを、今度はホンミチという一本山側の道を通って歩いてみたく、小学校に向かって下りることにした。



ホオジロ広場から下り始めて十数分で小学校の裏手に出た。
弁財天からだと小学校まで写真を撮りながら歩いて1時間20分くらい、程よいプチ登山になった。
島の小学生も遠足でこの山を登ったりするのだろうか。
小学校の屋根は瓦屋根で、使われている瓦の枚数にびっくり。
瓦で葺かれた小学校って今時少ないのでは。
階段を下って校舎とプールの間に出、またまた体育館横のトイレを借りたのだった。