私が書道を習っていた教室の展覧会が、6月27日(水)午後から7月1日(日)まで開催されていました。
第30回を最後に稽古も休んでいる状態ですが、去年先生に声を掛けていただき出品しました。
年々出品者が減っているので今年も出品依頼があり、書くことにしました。
一作品は半折1/4(175×675)で額装
雲従龍
雲は竜に従う
易経に「雲従竜風従虎」とあります。
同気同類が互いに相手を求める。名君は賢臣を得るたとえ。
もう一作品は半折(350×1350)で軸装
杜甫の五言律詩 『春望』です。
国 破 山 河 在 城 春 草 木 深
感 時 花 濺 涙 恨 別 鳥 驚 心
烽 火 連 三 月 家 書 抵 万 金
白 頭 掻 更 短 渾 欲 不 勝 簪
書き下し文
国破れて山河在り 城春にして草木深し
時に感じては花にも涙を濺ぎ 別れを恨んでは鳥にも心を驚かす
烽火三月に連なり 家書万金に抵る
白頭掻けば更に短く 渾(す)べて簪(しん)に勝(た)えざらんと欲す
現代語訳
国の都の長安は戦争で破壊されてしまったが、山や河などの自然は昔のままである。
町にも春が巡って来て、草木は青々と生い茂っている。
このような時のなりゆきに深く心を痛めては、花を見ても涙を流し、
家族と離れ離れになっていることを悲しんでは、鳥の鳴き声にもはっとする。
戦火ののろし火はもう三か月も続いていて、家族からの便りは万金にも値するほど貴重である。
(悲しみのあまり)白髪の頭を掻けば、髪は更に薄くなって、
冠を留めておく簪(かんざし)さえも挿せないほどである。
去年から書こうと思っていた題材です。
去年は知人友人に知らせなかったのですが、今年は案内はがきを差し上げました。
初日、いわき市からお越し下さったYさんと師匠
二日目には従妹、
いつもランチする友人、会社の先輩2人(頂き物をして舞い上がり写真撮れず・・・)
土曜日には元会社の先輩が遠くから。
昨日は5時で終了。挨拶と記念撮影後、それぞれの作品を下ろして、箱に入れました。
おっとが車で一緒に来てくれたので、作品2点、記念品、Yさんのお花を持ち帰りました。
御年90歳、今年は91歳になられる先生ですが、5日間朝から一日中会場に詰めていらっしゃいました。
体力と気力がすごい先生です。先生をお手本に私も頑張ります
足をお運びくださった皆様、お暑い中ありがとうございました
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