山川(やまがわ)に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり
歌意 ; 谷川に風がかけた“しがらみ”とは、実は流れることもできないでいる紅葉なのだったよ。
作者 ; 春道列樹(はるみちの つらき)
?~920 経歴などは未詳
一首全体が、擬人法や見立ての技法によって構成されている。
そうした表現が、実際のところはどうなのか、という注意力を喚起させてくれる。
谷川を渡る風が紅葉を散り落とす。しかし、その風は嵐のような強い風ではない。
あたかも木々の葉が自然に落ちてくるのを待っていたかのような風情である。
そして落ちた紅葉が川の流れに流されながら、ところどころにとどまっている。
「しがらみ」は「柵」と書く。流れをせき止めるために、川の中に杭を打って竹などを横に編んだり結びつけたりしたもの。
風がそのしがらみをかけ渡したとする擬人法である。
紅葉なりけりという部分は、その風が渡したというしがらみは、実際は流れきれずにいた紅葉であったとする、「見立て」である。
※参考 文英堂 「原色小倉百人一首」
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昨日も3位でした
昨日幼なじみ3人で高尾梅郷へ行きました。
JR高尾駅から西に歩き、JRのガードを過ぎたら右に入り、旧甲州街道を歩くと、梅園があちこちに見えてきます。
平日はバスは1時間に1本しかないのでのんびりと歩いてみました。
私たちにとっては高尾は庭みたいなものですが、こうやってのんびり歩いたのは初めてでした。
旧甲州街道の右手には、JR中央本線(ちょうど が)、その奥は中央高速道路、さらに進むと圏央道のジャンクションがあります。
左の山はトンネル工事中。地元住民は自然が破壊されるとずっと反対していましたが・・・
この道の上を高速が通るようになるのですね。確かに景観が変わってきます。
高校時代の友人から「いけばな展」の案内状が届きました (詳しくはこちらで)
たぶん卒業後、同窓会で一度くらいしか会ったことがなかったような気がします。
いつからか年賀状のやりとりをするようになり、紆余曲折があり、会いたいと思っていた時に、思いがけずチャンスが巡って来ました
昨日は夫もやっとのお休みで、気分転換に付き合ってくれるというので、八王子まで出かけました
いけばなはあまり縁がなかったのですが端から見ていると、彼女が奥から出てきました。
パッと見た瞬間、すぐ判りました。面影はそのまま残っていました
彼女も私を見てすぐ近づいてきて、何十年か振りの再会でした
いけばな展の会場ですし、詳しい話は出来ませんでしたが、又の再会を約束して別れました。主催者側のかなり上の立場のようで、忙しくしていましたが、気を使ってくれて帰り際にお茶券をいただいてしまいました。
お昼にお好み焼きを食べまして・・・
食後はいつもの珈琲屋さん。
緊張したけれど懐かしい人に会えた、早春の日でした
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昨日は2位でした