高砂の 尾の上の桜 咲きにけり 外山の霞 立たずもあらなむ
歌意: 遠くの山の峰の桜がさいたのだった。
人里近い山の霞よ。どうか立たないでほしい。
作者: 権中納言匡房(ごんちゅうなごん まさふさ)
1041~1111 大江匡房。大江匡衡(まさひら)の曾孫。
大江家の学統を継ぐ、当時の代表的な詩文家。
『後拾遺集』の詞書によれば、
内大臣藤原師通の邸で、「遙かに山桜を望む」を題に詠んだ歌である。
「山桜」自体の美しさもさることながら、それを「遙かに望む」ことの方に主眼がある。
霞はせっかくの桜花をも隠してしまいがちなもの、という前提から、
遠くの桜を眺め続けたいと強く願った歌である。
※参考 文英堂 「原色小倉百人一首」
今日で1月もおしまい。一日、一ヶ月、あっという間に過ぎていきます。
毎日寒い日が続いています。猛威をふるうインフルエンザ、学級閉鎖も増えているようですが、
ついに母のケアハウスも患者が増えて、入居者は外出禁止になってしまいました
母が大好きな回転寿司、しばらく食べに行けなくなります・・・
早く暖かくなって欲しいです。
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