恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ
歌意:
恨んだ末に、もう恨む気力も失って、涙を乾かす間もない袖さえ惜しいのに、
まして、この恋ゆえに世間に浮名を流して朽ちてしまうであろう我が名が、
いかにも惜しいことです。
作者: 相模(さがみ)
11世紀半ばの人。相模守大江公資(さがみのかみ おおえのきんすけ)の妻
修子内親王家に出仕。
『後拾遺集』の詞書に、「永承6年内裏歌合に」とある。
あらかじめ設定された題によって歌を詠む、いわゆる題詠の歌である。
上の句では、つれない相手を恨んで恨みぬいた末に、
その気力も失ってしまった恋心を、
下の句では、思うにまかせないこの恋が周囲の知るところとなり、
よからぬ噂がたつことの堪えがたさを言っている。
題詠の歌であるとはいえ、恋に苦しむ女の心の嘆きが読みとれる
実感のこもった一首である。
※参考 文英堂 「原色小倉百人一首」
今日で7月も終わります。
また、梅雨のような天気にもどっていますが、やっと昨日、庭で蝉が鳴きだしました。
蝉が鳴くと、夏!という感じがしますが、今朝はどんよりとした空です。
旅行から帰ってからは、今度は孫を預かることに。
体調を崩し、病院周りをして検査を受けるも原因不明で、やっと大学病院に入院した娘婿。
面会には幼児は連れて行けないことになっており、午後の時間帯は私が面倒を見ることになりました。
昨日は、ケアハウスの看護士から連絡が入り、母の右腕に湿疹が出来て広がっているので
皮膚科を受診させて欲しいとのこと、慌てて医者に連れて行ったら、帯状疱疹でした。
注射をしてもらい飲み薬と塗り薬を処方され、90歳の帯状疱疹は珍しいと年配の先生が言っていました。
ついでに私も受診。半年以上前から左肩に出来た湿疹が首の方まで広がり、
かゆみをずっと我慢していたので、診てもらったら、
私のはカビ菌が繁殖したとのこと!? 飲み薬と塗り薬を処方してくれました。
のんびり屋の私も、のんびりしていられなくなり、バタバタしていますが、なんとか頑張っています。
・・・人生いろいろ。何があるかわかりませんね~~
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