今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで 言ふよしもがな
歌意: 今となっては、ただもうあきらめてしまおう、ということだけを、せめて人づてではなく、
じかにお目にかかってお話しするてだてがあってほしいものだ。
作者: 左京大夫道雅(さきょうのだいぶみちまさ)
993~1054 藤原道雅(ふじわらのみちまさ) 藤原伊周(いしゅう)の子。
関白道隆の孫
『後拾遺集』の詞書によれば、伊勢から帰った三条院の皇女、当子内親王のもとに、作者がひそかに通っていたことを天皇が聞き知り、監視の女房をつけたため、逢うことが出来なくなった折の歌である。
二人の恋は、内親王が斎宮(伊勢神宮に仕える未婚の皇女で、男性関係がきびしく禁じられている) の任を終えて帰京してからのことではあったが、父三条院は激怒したという。
「今はただ」「ばかり」という表現から、事態がぎりぎりまで追い込まれ、作者の切迫した思いが読み取れる。
禁じられた恋であるがゆえに「思ひ絶えなむ」と決意するしかない気持ちを、せめて直接伝えたいと訴えている。
でもそれは叶えられない思いである。
※参考 文英堂 「原色小倉百人一首」
今日で6月もおしまい・・・ 今年も半年過ぎてしまいました。
退職、大地震、孫の誕生、書道講師始めたりと、いろいろなことがありました。
私も大きな転機でしたが、日本も大変なことになりましたし、まだまだ非常事態は続いています。
東京は物資は何とか大丈夫になっていますが、これから夏本番に向けて、節電対策、どうなるのでしょうか。
我が家は去年、長く続いた猛暑時にもエアコンはほとんど使わず、すだれやよしず、扇風機、保冷剤を首に巻くなどで乗り切ってきました。
今年はさらに節電となると、どうすればよいか考えまして・・・
部屋の電気はあまり点けないようにし、使ったらこまめに消し、使っていないコンセントは抜いておく、電気ポットはまほうびんに切り替えるなどして、消費電力を減らしたいと思います。
昨日は6月なのに猛暑。今日も暑くなりそうです。 熱中症に注意ですね!
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