わたの原 漕ぎ出でて見れば ひさかたの 雲居にまがふ 沖つ白波
歌意: 大海原に舟を漕ぎ出して眺めわたすと、
雲と見まがうばかりに沖の白波が立っていることだ。
作者: 法性寺入道 前 関白太政大臣
(ほっしょうじ にゅうどう さきの かんぱくだいじょうだいじん)
1097~1164 藤原忠通。摂政関白藤原忠実の子。
『詞花集』の詞書によれば、
崇徳天皇(77番)の御前で、「海上ノ眺望」という題で詠んだ題詠の歌である。
雲と波の白さの見分けがつかない、大空と大海の接するところが遠望されている。
晴れがましい場にふさわしい、雄大な風景を詠んだ歌となっている。
※参考 文英堂 「原色小倉百人一首」
桜、桜と楽しみにしていた4月もおしまい。
あっという間に、今年も三分の一が過ぎてしまいました~
明日から風薫る5月、新緑の5月~
GW後半・・・予定があるのは1日だけ。あとはどうやって過ごそうかしら~
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