世の中のうまい話

魚のウンチク、旬、漁師だけが食べている浜料理の紹介などなど・・・食べ歩きは八王子中心!都心も地方もたま~に

秋刀魚~大型漁船出航!サンマが安くなりますよ~!

2009年08月16日 06時31分08秒 | Weblog


サンマの季節到来~秋を待たずに美味しく~そしてリーズナブルになります~

何故って?大型船の棒受け漁が始まるからです~



昔はサンマを刺身で食べれたのは北の地域のみ~

近年では関西でも刺身で食べるのが定着してきました~物流の進化ですね~

やすくて美味しい魚の代表~サンマ!イワシやサバは今や高級魚に~

そういう意味では・・・庶民の味方ですね~秋刀魚は・・・・


【秋刀魚の漁獲方法】

いよいよ・・・秋刀魚(サンマ)の季節がやってきました~

ここ数年・・・出周りが早くなり、価格もリーズナブル。

秋刀魚の漁獲方法には、刺網漁と棒受け漁があります。

刺網漁とは、網を仕掛けそこに秋刀魚が突き刺さり、それを水揚する方法。

これは、魚に傷がつき、秋刀魚が突き刺さってからの、時間の経過がありますので

品質・鮮度とも今一・・・!

かたや棒受け漁は、鮮度・品質とも最高のものがあがります。

棒受け漁のやり方は、下記に記します~





まず、魚群探知機で、秋刀魚の群を探し移動・・・・。なんとこれらの最新装置は
億するとか・・・・!

ポイントに着くと・・・・、
①写真では上に上がっていますがライト(電球)を飛行機の羽のように左右に
 開き、明かりを照らします。

②秋刀魚の群が船の周りに集まったところで、片方のライトを消灯します。
 これによって、秋刀魚の群は、もう一方のライトへと・・・すべて移動します。

③このすきに・・・消灯した側に網をセットします。

④網のセットが完了と同時に、網セット側を再点灯し、反対側を消灯します。
 すると・・・・、すべての秋刀魚が網の上に・・・!
 
 秋刀魚の左右の移動に際して、船の下をくぐって移動する秋刀魚は
 なぜか、いないとか・・、船の周りを回遊する様に必ず移動するそうですよ!
 律儀な性格なんですかね~!



⑤最後の仕上げに・・網の上に移動した秋刀魚に赤いライトを照らします。
 そうすると、なぜか、秋刀魚が興奮状態に陥り、水面をいっせいに飛び跳ね
 るとか・・・!横に逃げれなくなるらしいです。

⑥このうちに、網を上げ・・・・、一網打尽に・・・!と言う寸法です。  



こうやって、美味しい秋刀魚が、水揚されるんですね~


ちなみに、刺網漁は7月より始まります。もともとは調査の為だとか・・

棒受け漁は、8月初旬から、開始されます。但し、小型船によるもの。

大型船が出るのは盆明けから・・・盆があけると水揚量も飛躍的に上がり、

秋刀魚の流通価格もグッと下がります。

いよいよ、秋刀魚の季節・・・今年もいっぱい食べましょう~

















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