世の中のうまい話

魚のウンチク、旬、漁師だけが食べている浜料理の紹介などなど・・・食べ歩きは八王子中心!都心も地方もたま~に

北国赤海老(ホッコクアカエビ)・甘海老(アマエビ)

2022年02月16日 20時16分22秒 | Weblog



甘海老(アマエビ)・ホッコクアカエビ

【語源】
甘エビ(アマエビ)で親しまれていますが、正式名は北国赤海老
(ホッコクアカエビ)です。

語源は字のごとく、この海老の甘さから・・呼ばれるようになったと
考えられます。

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【旬】
冷凍加工される事が多いため、1年中食べる事ができますが、旬は
冬です。






【うんちく】
寒海性の海老で、水深150~300メートルの泥底に生息する。
日本海での漁獲が多い。産卵期は3月~5月頃。

孵化後、雄として機能し、5年目で交尾を行う。その後6年目頃に
雌へと性転換し、産卵を行う珍しい魚です。一生に2~4回の産卵を
行います。

海老の頭部にはエラがあり、多量の血液があります。この血液に
チロシナーゼという酵素が存在し、これが空気に触れると酸化し、
メラニンが生成され、黒く変色します。
海老の鮮度のバロメーターは頭の部分の変色度合いです。

【ブランド・産地】
ブランド化はされていないようです。国産物の主な産地は富山県
北海道、新潟県。

海外では、グリーンランドなどの北ヨーロッパと、アラスカです。



    アマエビとアマエビの卵のにぎり寿司




       素干し甘海老




【産地ならではの漁師料理】
主な食べ方はお刺身・寿司などの生食です。後は、唐揚げ、塩焼き
などにもされますが、漁師さんは・・・・
「やっぱり刺身でしょ~!でも獲れたての生きた奴は駄目!味も
何もない。1日おいたくらいでないと、甘みが出て来ないんだよ~」
と、魚は、鮮度良ければ全て良しと言うわけではないようです。

そして、刺身の後は、頭をす揚げにし、塩をひとふり・・・
ビールのつまみに最高。もしくは、かるく炙った後、味噌汁へ・・
海老の旨みを食べつくす漁師さん。流石ですね~!






【栄養と効果・健康】
高たんぱく、超低脂肪の食材。
このたんぱく質に含まれるグリシン・プロリン・アラニン・アルギン
などのアミノ酸が、強い甘みを生み出します。

カルシュームとビタミンEを極めて多く含むため、究極の美容食と
いえます。

コレステロールを多く含んでいますが、血中コレステロールを下げる
タウリンも豊富なので、気にする必要はなさそうです。

タウリンは血圧を下げたり、肝臓障害を改善したり、糖尿病を抑制
する効果があります。


        甘海老の塩辛















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