鈍子(どんこ)・エゾアイナメ
【語源】
正式名称は「エゾアイナメ」です。
ドンコと呼ばれる由縁は、見るからに鈍くさい格好をしているから。
頭でっかちで、タラコ唇。アゴには一本のヒゲ・・・!
また、どん欲に何でも食べるからドンコ・・・と言う説もある。
【旬】
旬は一般的に冬とされる。しかし、夏場も美味いと言われる。
【うんちく】
波打ち際から水深100mまで生息し、小魚類を食す。
泳ぎは他の魚種に比べ遅いが、ゆっくりとした動きとはうらはらに
食についてはどん欲。自信の5分の1程の魚も丸呑みしてしまうほど。
風貌は良くないが、味は最高!特に肝は美味。
また、気仙沼では恵比寿講(大漁や商売繁盛を祈願する恵比寿・
大黒の祭り)に供えられる。
姿からは想像できないが、「ハレの日」の魚なのです。
ドンコの煮付け
【ブランド・産地】
ブランド化はされていません。主な産地は宮城県、岩手県など。
ドンコの肝タタキ
【産地ならではの漁師料理】
流通度は低い魚。しかし、産地では美味いと評判です。
「肝なくして、この魚の美味さは語れない」と漁師さんは言います。
料理のコツは、ヌルヌルした肌のわりにはウロコが多い。
このウロコを奇麗に取り除く事。そして、ハラワタを取り除き、
ぶつ切りにし、すまし汁・味噌汁が最高です~!
鮮度の良いものは肝・身・味噌・長ネギを包丁でたたく、
「どんこの肝たたき」がお勧め・・・・!
もちろん、塩焼きや煮付けも美味しいですよ~!
漁師さんいわく・・・「ドンコは肝が命。身は頭付近にもたくさん
詰まっている。これが特に美味い」と・・・・・!
ドンコのすまし汁
【栄養と効果・健康】
身は高たんぱくで低脂肪。ミネラル・ビタミン類も突起したものは
ない。しかし、肝は高たんぱくでミネラル・ビタミンをバランス良く
含んでいます。
しかし、コレステロールが多めなので注意が必要です。
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