♪連れて~ 逃げてよ~
♪ついて~ おいでよ~
♪夕暮れの 雨が降るぅ
♪矢切のぉ 渡し~
細川たかし氏の歌ったものが有名で、全国区の認知である「矢切の渡し」は松戸市にある。
この写真を撮った日は、あいにくの強風で渡し舟は欠航であった。
まぁ、しょうがない。
船着場はこんな感じである。
歌では矢切のことを「やぎり」と歌っている。
地名では「やきり」と発音するようだ。
その「やきり」の意味だ。
矢喰村庚申塚
写真は矢喰(やくい)村庚申塚だ。
矢切に人が住みだしたのが約5千年前だという。
下総の国の国府台に国府が置かれた千3百年程前から矢切が武士達の主戦場となり、死者は1万人にのぼったという。
一家離散に追い込まれた者も多く、弓矢を呪ったという。
そこから「矢切り」、「矢切れ」、「矢喰い」の名が生まれ、代々言い伝えられてきたという。
矢切というのは、この地域の平和を願う先祖の思いから生まれた言葉なのだ。