ゆきたんくは鈍いやつである。
このブログに書いて良いのか・・・
まっ、独り言だから。
女房ののりたんと結婚する前のことだ。
実家に招かれて、ご馳走されていた。
当時のゆきたんくは一人暮らしだった。
のりたんと付き合う前は、一人か、友人と食事ということが多かったから家庭の雰囲気の中での食事は嬉しかった。
カップに出されたスープを飲んでいた。
何も気にせずに飲んでいた。
のりたん「そのムーミンのカップ。」
ゆきたんく「ん?」
ゆきたんくがスープを飲んでいるカップにはムーミンのイラストがあった。
のりたんのにはノンノンのイラストが・・・
のりたん「私さぁ、結婚する時にはそのカップを持ってお嫁に行くんだ。」
ゆきたんく「ふーん。」
客観的に見れば、ここで「ふーん。」はないだろ、「ふーん。」は。
誤解を招いても嫌なので、言い訳を・・・
ゆきたんくが鈍いだけなのだから。
ゆきたんくの気持ちは、それを聞いて
「いいなぁ、羨ましいなぁ。」である。
(のりたんと結婚すると、新居の食卓でムーミンのカップでスープを飲めるんだぁ・・・そいつっていいなぁ)
まるで他人事である。
もう、お笑いの世界である。
お前がそのカップで、今スープを飲んでいるんだろう。
その時ののりたんの気持ちを考えるだけの、脳みその隙間はなかったのだ。
このことに結婚してしばらくして気が付いた。
「あっ、まずかったな。」
ゆきたんくはとんでもない奴である。
きっと現在に至るまでも、こんなことたくさんしているんだろうなぁ。