伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

東京都立秋川高等学校35…阿伎留病院

2014-03-22 23:39:28 | 東京都立秋川高等学校

高校時代の思い出で、お世話になった場所を書いていなかった。

高校から400mほどのところに病院があった。

その名を阿伎留(あきる)病院という。

地図で調べてみると、現在は公立阿伎留医療センターという名称に変わっている。

ゆきたんくは阿伎留病院が好きだった。

正確に言うと、阿伎留病院の売店が好きだった。

好きになったきっかけは、生涯唯一の骨折をしたことに始まる。



今は亡き、東京都立秋川高等学校の校舎と事務棟。この写真の奥400mのところに阿伎留病院があった。


バスケットボールをやっていた。

誰かがシュートを打った。

リバウンドしたボールを取ろうとして飛び上がった。

その時にゆきたんくより高く飛んだ奴に手にボールが触れた。

軌道が少し変わった。

そのボールはゆきたんくの手に収まらずに指の端を速いスピードでかすった。

その時に骨折をしてしまったようだ。

そして阿伎留病院の整形外科にお世話になる。

当然授業は休講して病院に迎う。

順番待ちで少し退屈である。

そんな時に目に入ったのが売店である。

今では珍しくなくなったが、アイスクリームのショーケースの中にチョコモナカアイスがあった。

ゆきたんくは、迷うことなく買って食べた。

友人たちは授業を受けている。

何か特権を得たような、気持ちの良さ。

何か体の調子が悪いなあと思ったらすぐに病院だ。

そして、調子が悪いという状況の中でアイスは必ず食べる。

まあ、高校の先生も馬鹿ではない。

ゆきたんくも何度もやっていばばれてしまうので、我慢が必要だった。

2か月に1回くらいは、そんなことをしていたと思う。

それは、高校2年秋、文化祭が終わって陸上競技部に入部するまで続いた。

それにしても、あの時のアイスは旨かった。

あの状況があってこその味だったと思う。

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