いやぁ、ゆきたんくの好きな戦争遺跡は、地上物である。
戦争遺跡仲間の間では上物(うわもの)と呼ぶこともある。
地面の下は地下物(ちかもの)。
あとは、戦車やら戦闘機やら、武器やらと・・・
ゆきたんくはどっちかというと上物好きだと思う。
ただ、その上物から戦闘機に繋がった物件がある。
この伝えたんくで2回目になるが、ロケット戦闘機秋水関連のものである。
この角度の写真が有名な、柏市花野井の畑から突き出たヒューム管
人の土地である。
不法侵入ではない。
ちゃんと地主さんに断わってから入っている。
そして、全日本戦争遺跡研究会のメンバーである。
ゆきたんくのように千葉県民ばかりではない。
東京、神奈川、静岡、千葉と遠くからもメンバーが来ている。
秋水ヒューム管の上で記念写真である。
隊長はナウスラ氏。 そろそろ久しぶりに集合がかかるか・・・ ゆきたんくもいるよ
秋水は実際に戦争で活躍した訳ではないので一般的なデータがあまり手に入らない。
というのはゆきたんくのような勉強不足な奴の言い訳である。
このメンバーはどこで資料を手に入れるのか、ちゃんと予習をしてから参加してくる。
ちなみに、この時のホストがゆきたんくだったので緊張していたのである。
さて、ヒューム管から400m離れたところにも燃料庫が残されている。
柏市花野井の花野井交番のすぐ裏手にある燃料倉庫
秋水の燃料は過酸化水素水と、水化ヒドラジンという反応の激しい薬品である。
この2つの薬品の反応によって、3分間で10000m上昇の推進力を得ようというのである。
よって揮発性が高く、燃料庫が吹っ飛んでしまう危険性があったので、ヒューム管が登場する訳である。
実戦で使われたことはなく、試作運用で終わり、パイロットが殉職された。
次の動画は、運用されたらこんな活躍をしてくれたらという思いにさせてくれる。
残念ながら、実際には無理であったろうと思う。
B-29ヲ邀撃セヨ!