読売新聞の別ページに《評伝》というコーナーで、
記者・高橋徹・氏が綴っている。
転記させて頂きます。
30日に亡くなった元ヤマト運輸会長の小倉昌男・氏が築いた
「宅急便」の一大物流網は、国民の生活を便利にすると共に、
郵便小包が独占してきた家庭向けの小口配送が
民間にでも出来ることを証明し、
郵政民営化をはじめ「官から民」という規制改革の流れに大きな影響を与えた。
小倉氏は、ヤマト運輪の社長に就任して、わずか2年後に、
第一次石油ショックの洗礼を受ける。
輸送需要の激変で、会社は経営危機に直面。
小口荷物の配送の将来性に着目した小倉氏は1976年、
当時は「採算が合わない」が常識だった小口配送の「宅急便」事業に活路を求めた。
翌日配達や配達地域別の一律料金など
消費者に分りやすい仕組みを導入。
トラックの運転手にサービス精神を徹底させるなど
革新的な取り組みを重ね、消費者の心をとらえた。
「サービスが先、利益は後」を信条に、
常識にとらわれないアイデアを次々実行した。
この先進性は、「規制」にしがみつく行政との衝突も生んだ。
1983年に値下げを認可しない旧・運輪省(現・国土交通省)を
批判する意見広告を掲載。
1986年には、監督官庁を相手に行政訴訟も起こし、
結局は判決を待たずに、
要求していた配送路線の拡大を勝ち取った。
クレジットカードの配送に待ったをかけた旧・郵政省(現・総務省)にも
真っ向から論戦を挑んだ。
小倉氏が郵政民営化を主張したのも、
「郵便より宅急便の方が、良いサービスを提供できる」
という自負があったからだ。
「官」に頼らず、「民」の力を信じて、
80年の人生を駆け抜けた小倉氏が
晩年に選んだ仕事は、障害者の可能性を引き出すための
自立支援事業だった。
以上が記事の全文である。
☆私のコメント☆
小包等は旧・郵政省が独占だった頃を思いだしてほしい。
我々は、郵便局に荷物を持ち込んで、局員の横柄な態度に
我慢したりしていた・・。
この小倉昌男・氏は、独占していた行政の規制に
果敢に挑んだ結果、民間によるサービスと価格と質の向上を
我々国民に陽の目を与えてくれた。
この方のお陰で、突破口が開かれ、ヤマト運輸に続き、日本通運、佐川急便等の運送各社が
宅配便の業務を拡大させ、我々国民に恩恵をもたらしたのは事実である。
私は、縁もゆかりのない小倉昌男・氏に敬意と尊敬を持つ。
国も国民の多くに恩恵をもたらした人に、
勲章だったら最大級、時の総理大臣が自ら葬儀の場で、
御礼を述べるくらいは最低限つくすべきである。
何事も独占事業は、規制と傲慢をはびこらせ、
我々国民からの真からのサービスに程遠い事である。
記者・高橋徹・氏が綴っている。
転記させて頂きます。
30日に亡くなった元ヤマト運輸会長の小倉昌男・氏が築いた
「宅急便」の一大物流網は、国民の生活を便利にすると共に、
郵便小包が独占してきた家庭向けの小口配送が
民間にでも出来ることを証明し、
郵政民営化をはじめ「官から民」という規制改革の流れに大きな影響を与えた。
小倉氏は、ヤマト運輪の社長に就任して、わずか2年後に、
第一次石油ショックの洗礼を受ける。
輸送需要の激変で、会社は経営危機に直面。
小口荷物の配送の将来性に着目した小倉氏は1976年、
当時は「採算が合わない」が常識だった小口配送の「宅急便」事業に活路を求めた。
翌日配達や配達地域別の一律料金など
消費者に分りやすい仕組みを導入。
トラックの運転手にサービス精神を徹底させるなど
革新的な取り組みを重ね、消費者の心をとらえた。
「サービスが先、利益は後」を信条に、
常識にとらわれないアイデアを次々実行した。
この先進性は、「規制」にしがみつく行政との衝突も生んだ。
1983年に値下げを認可しない旧・運輪省(現・国土交通省)を
批判する意見広告を掲載。
1986年には、監督官庁を相手に行政訴訟も起こし、
結局は判決を待たずに、
要求していた配送路線の拡大を勝ち取った。
クレジットカードの配送に待ったをかけた旧・郵政省(現・総務省)にも
真っ向から論戦を挑んだ。
小倉氏が郵政民営化を主張したのも、
「郵便より宅急便の方が、良いサービスを提供できる」
という自負があったからだ。
「官」に頼らず、「民」の力を信じて、
80年の人生を駆け抜けた小倉氏が
晩年に選んだ仕事は、障害者の可能性を引き出すための
自立支援事業だった。
以上が記事の全文である。
☆私のコメント☆
小包等は旧・郵政省が独占だった頃を思いだしてほしい。
我々は、郵便局に荷物を持ち込んで、局員の横柄な態度に
我慢したりしていた・・。
この小倉昌男・氏は、独占していた行政の規制に
果敢に挑んだ結果、民間によるサービスと価格と質の向上を
我々国民に陽の目を与えてくれた。
この方のお陰で、突破口が開かれ、ヤマト運輸に続き、日本通運、佐川急便等の運送各社が
宅配便の業務を拡大させ、我々国民に恩恵をもたらしたのは事実である。
私は、縁もゆかりのない小倉昌男・氏に敬意と尊敬を持つ。
国も国民の多くに恩恵をもたらした人に、
勲章だったら最大級、時の総理大臣が自ら葬儀の場で、
御礼を述べるくらいは最低限つくすべきである。
何事も独占事業は、規制と傲慢をはびこらせ、
我々国民からの真からのサービスに程遠い事である。