夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

歌謡曲、百花繚乱の70年代・・♪  ②

2005-07-12 17:27:48 | 音 楽
《非常にアメリカナイズされたイメージを持つ歌のカテゴリーとして、
【Jポップ】という言葉が出来たのが、バブル真っ只中の1988年。
題名も歌詞も芸名もアルファベットやカタカナが急増すると同時に、
レコード類の生産額は1998年、6000億円を超えてピークに。
1990年に3枚だったミリオンセラーCD(アルバム)は、
1999年に30枚に達した》

歌謡曲の中で、生き残るのは、演歌くらいでしょう。
どろどろの演歌も、日本の文化ですから、これはあっていい。
アメリカ直輸入型の音楽もあっていい。
しかし、かっては、真ん中に、西洋音楽の感覚を基礎にしながら、
日本の叙情を含んだ詞で、新しいジャンルを作った歌謡曲の本流がどーんとあった、
沢田研二もいれば、山口百恵もいる。

皆、そこへ入ってくる。
詞も読ませる、曲も聞かせる、という、
僕等が自信を持って絶対だと思っていたこの真ん中が、
なぜかスポーンと抜けてしまった。
分りません、これだけは。

昭和は、歌謡曲の時代だった。
僕は、歌謡曲とは、飢餓と憧憬だと思います。

心の中の飢えと、その飢えゆえにあこがれるものが歌謡曲となり、
時代の飢餓感に命中した歌がヒットした。

そうした歌が次々に生まれ、百花繚乱の時代になったのが、
僕が詞を書きまくった70年代です。


私のコメントは、後で綴ります。

《続く》
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短歌から、時が視える・・♪

2005-07-12 16:33:00 | 定年後の思い
先週に続き、『読売 歌壇』で今朝の新聞で40篇、詠まれていた。

その中で、私が感じ取れ、心に沁みた一編を転記させて頂きます。

夏来れば 戦(いくさ)に逝きし
  友思ふ 生き残る身も 悲しけれども

       作者 小村 豊一郎


選定された清水房雄・氏は、批評として、
特に「夏」と言っているのは、あの戦争の無条件降伏終戦の事が心にあっての事なのか。
戦没した友人達の事も悲しいが、自分だってと、
上句を承けてのこの下句の心深さが格別と言えよう。

私は素直に、
あの敗戦で、友は戦死され、残された私の心身は、今でも悲しい、
と感じられ、そのときから今日までの時が、視(み)えてくる。

この方は、素朴で実直なお心の持ち主、と思えた。
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歌謡曲、百花繚乱の70年代・・♪  ①

2005-07-12 16:00:10 | 音 楽
読売新聞の朝刊で、『時代の評言者』という特集記事がある。
本日からは、作詞家の阿久 悠・氏である。
私は、この人から、色々な意味で影響を受けたひとりの方です。
この記事の連載で転記させて頂き、私なりのコメントをしたいと思います。

既成の歌謡曲に挑むように登場した作詞家・阿久 悠は、
1970年以降、森進一からピンクレディに至る、
あらゆるタイプの歌で大ヒットを飛ばし続けた。

その「歌謡曲」が半場ば、姿を消したかのように見える今、
昭和歌謡曲の化身に、時代と歌を語ってもらった。
                (解説部 波津 博明)

今、売れているCDは、たくさんあります。
でも、買って喜んでいる人の顔が見えない。
曲も詞も、中々思い出せない。

本来のヒット曲というのは、違うんじゃないか。
ある歌手のファンが、例えば10万いるとすると、
その10万に達するのに2週間。
普通はそこで横ばいになるんだけれど、
今度の歌はいいね、3週間目から上がってきたよ、ということになり、
それが100万、200万になったりする。

ヒットというのは、お祭りですよ。
誰が買っているか、分らないけれど、
数字だけが伸びていくというのでは、祭りにならない。

歌そのものも、変わってきた。
ボタンを押すと、メロディーが出てくるんじゃないか、
と思うくらい、同じようなのがある。
歌詞が聞き取れないものも多い。
耳が悪くなったかと思って、20代の作家に聞いたら、
やっぱり殆んど分らないという。

歌詞カードを見ると、たまに良い詞もあるが、
歌になると分らない。
何かを伝えようという意欲が感じられない。
今は、曲があっても、歌がない時代ではないか。


《続く》
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官僚は、無敵・・!?  最終

2005-07-12 14:54:12 | 時事【政治・経済】等
経団連の奥田会長は、11日の会議で了承をとった上で、
会員企業に受け入れ停止を要請することを検討していた。

霞ヶ関や会員企業の反発で、時間をかけて検討するとした。

この方の豪腕な人さえ、こうした事になってしまった。

しかし、天下り停止、となったならば、日本の歴史上、
大きな改革となった。

果たして、官僚の存在は、日本にとって国益なのだろうか。
東京オリンピックまでは、戦後の日本経済の概要設計を推し進めた功績はある。

それ以降は、規制を作り出して、外部団体を数多く誕生させ、資金を流した上、
天下りという巧妙な方法で第二の就職先を確保し、優遇したのは、
他ならない高級官僚自身である。

官僚の多くは、民間なみ懸命に働いている。
一部の方が、民間では考えられない堕落した職務と待遇を受けるようにしている。

国家公務員とは、国に身をささげて、国民に奉仕するのが本来の姿である。
この結果として、税金の一部から、お給料という形で公務員に渡る。
こうした姿勢を持てば、官僚の方も国民の前で、胸を張ることもでき、
国民からも評価される。

最後に、この毎日新聞の三名の方は、鋭く踏み込んだ記事を書かれています。
最近は毎日新聞を読む機会がないが、大森 実・氏のような記者がいましたし、
彼らも権力という魔物に、この記事のごとく、書き続けて欲しい。

何よりも、前提条件として、編集責任者が記者に
書かせさせる姿勢が最も重要なことです。
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官僚は、無敵・・!?  ②

2005-07-12 13:42:22 | 時事【政治・経済】等
特に天下りがストップすると、
早期退職者の受け皿がなくなってしまう霞ヶ関の官庁にとっては、死活問題だ。

最も天下りの人数が多い、国土交通省の岩村敬・事務次官は、4日の会見で、
「官僚時代に得た知見、能力がある人を民間で有効に使いたいという動きがある。
今回のこういうこと(談合事件)があつたから、
一律に交流をしないというのはいかかがなものか」と発言。

このほかも、
「仕事を別の角度から眺めるという考えから、
官民の交流はあっていい」(農林水産省の石原葵・次官)、

「職員としての経験・能力を活用した再就職は、
人材活用からの観点から、考えていく必要がある」(財務省の細川興一・次官)

など反発が相次いだ。


経団連の足元である民間企業からも、
「基準を明確にして、透明性を高めれば問題がない」(機械メーカー)

「うちは欲しい人材だけ、受け入れている。
問題のある天下りと一緒にしないでほしい」(商社)

など、突然の《自粛》は、非現実的だとする声が上がった。

ある機械メーカーの幹部は、
「正直、いないと困るわけではない。
ただ、以前から同じポストで受け入れており、
受注に影響が出かねないことを考えると、
こちらから中止するという選択は取りづらい」と本音を明かす。

それらの反応を考慮に入れ、最終的には経団連は、
「天下り問題に、一石を投じるという所期の目的は達した」(関係者)として、
要請見送りを決めた。

しかし、「あしき伝統を壊す好機を失くした」と残念がる声もある。

経団連が今回、天下り自粛を決めていれば、
それに応じないは企業は、
「天下りを受け入れ続ける理由の説明を、公に求められたはず」(同)だからだ。

《今回の検討》が改革の序章となるのか、
単なるポーズで終るのか、
まだ《次》は見えない。

         毎日新聞 2005年7月11日 20時32分

以上が全文である。

私のコメントは、次回に綴る。

《続く》
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官僚は、無敵・・!? ①

2005-07-12 12:39:51 | 時事【政治・経済】等
今朝のNIKKEI NETで、
   経団連会長、
       天下り受け入れ停止
            「時間をかけて検討」

というニュースがあった。

この事にインターネット上で検索していたら、私の知る限る鋭い優秀な記事であるので、
紹介したく、あえて転記します。


Mainichi INTERRACTIVE

  『天下り:浮き彫りになったネットワークの強さ』

橋梁談合事件を受けて、
日本経団連が内部で検討を進めてきた「天下り受け入れ自粛」は、
結局、正式の会議で議案に上がることなく、消え去った。
『談合根絶の究極の策』として、検討の俎上(そじょう)に上がったが、
官民の「職業選択の自由を奪うものに非現実的」との大合唱にかき消された形。
改めて日本経済に根付く、天下りのネットワークの強さが浮き彫りになった。
                 【須佐美玲子、町田明久、山本明彦】

経団連が天下りの受け入れ自粛に向かって検討に動いたのは、
経団連副会長を出している主要企業二社を含む会員企業が橋梁談合事件に関与し、
経団連活動の三ヶ月内自粛処分という異例の事態となったためだ。

そもそも経団連の本音は、
「談合を暗黙で了解している官の側にも責任がある」というもの。
昨年の独占禁止法案改正をめぐる論議では、
発注者側の官の責任も問う規定を法制化するように
求めた経緯がある。

そこで起きたのが、今回の談合事件だった。
談合を主導したのが、官庁からの天下り組とされたこともあって、
「民間企業だけの責任で、済ましてはいけない」
との主張が経団連の内部で強まっていったとみられる。

ただ、天下りという《劇薬》は、
民間企業にも官庁にも、
「触れてはいけない、ところを触れた」(大手流通企業・幹部)と
受け止められた。


《続く》
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朝に思ったこと・・。

2005-07-12 11:30:00 | 定年後の思い
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ヘラ、ケ、・ヒ。「タホ、ォ、鯲萃熙ヌ、「、テ、ソ。「、ネ、、、ヲサ?ヌ、「、・」

、ス、キ、ニコヌソキ、ホオュサ??ヌ、マ。「タ隍ロ、ノ、ホ・ヒ・蝪シ・ケ、?隍・キ、テ、ニ、、、ソ、ャ。「
サ荀ホクォ、ソクツ、熙ヌ、マ。「。レ」ヘ」皀鬟?鬟罐陬鬘。」ノ」ホ」ヤ」ナ」メ」メ」チ」テ」ヤ」ノ」ヨ」ナ。ロ、ャアヤ、、オュサ?ヌ、「、テ、ソ。」

ツ熙キ、ニ。「。リナキイシ、遙ァノ筅ュトヲ、熙ヒ、ハ、テ、ソ・ヘ・テ・ネ・・シ・ッ、ホカッ、オ。ル、ヌサーフセ、ホマ「フセ、ヌトヨ、テ、ニ、、、ソ。」

ヒ霹・キハケシメ、簣・スィ、ハオュシヤ、筅、、・ハ。「、ネサラ、テ、ソ。」

、ウ、ホ、隍ヲ、ハ・ヒ・蝪シ・ケ、ヒソカ、・?オ、・「サ荀ホソ??エヨ、マイ皃ョ、ニ、、、・」

クォニィ、ケ、ウ、ネ、ホスミヘ隍ハ、、フ萃・?爨ハ、ホ、ヌ。「
ハフニ・ュ、ホ。リツウ。ヲカヒウレ、ネ、?ワ。ル、ヒトヨ、?ヲ、ネサラ、テ、ソ。」
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夕暮れの買物・・♪

2005-07-12 09:12:00 | 定年後の思い
家内の父は、昨年の秋に亡くなったので、今年の夏は新盆にあたり、
家内は家内の母と二人連れでお墓参りを兼ねて温泉滞在に行った。

早朝、家内を見送った後、蒸し暑くなったので、居間にエアコンの冷房をセットし、新聞を読んだりする。

その後、このブログに二編綴り、別日記にも一編綴り、この間に『宮脇俊三の旅』を再読したりした。

夕暮れになると、日中は冷房の中でいたので、身体に良くないので、散策に出かけた。
蒸し暑い日中であったので、夕暮れ時でも30度を越えていた。

コンビニで『文藝春秋』を買い求めた後、
スーパーに行き、夕食の副食を捜していたら、日本酒のコーナーを見た。

ここ十数年、駅前の酒屋より、純米酒の辛口の地酒を取り寄せていたので、銘柄に関して偏っていた。
旅行先では、その地の地酒が何よりの楽しみのひとつである。

初めて見る銘柄があった。

純米の辛口原酒で、『福乃光』であった。

金沢で最も長い歴史と伝統を誇る酒蔵、福光屋、書かれていた。
そして、キレがよく、しっかりとしたコクのある味わいは・・と書かれて、18度以上19度未満・・

飲兵衛さんの私は、こうした文面に弱い。

お酒は女性と同様に、初めての出会いには、ときめきを憶える。

九時過ぎの夕食の時、この『福乃光』を冷やしたを、ぐい呑みの選択は迷ったが、呑んだか、良好であった。

原酒の特徴でもある度数が濃く、しっかり辛口の味わいがあった。

こうした時、至福のひとときとなる。

良き出会い、と思いながら、ぐい呑みにそそいだ・・。

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