先程、ときおり愛読している公式サイトの【 プレジデント・オンライン 】を見ている中で、
『 アルツハイマー型など"4大認知症"の違いとは 治る認知症を見逃さないことが大切 』、
と題された見出しを見たりした。
私は東京の調布市に住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で築後40年が過ぎた古ぼけた一軒屋に住んでいる。
こうした中、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活15年近く過ごしてきた。
そして私は認知症、心筋梗塞など何よりも恐れ、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。
今回、《・・アルツハイマー型など"4大認知症"・・》って、どのようなことですか、
そして《・・治る認知症を見逃さないことが大切・・》を真摯に学びたく、記事を精読した。
この記事の原文は、長尾クリニック院長の長尾 和宏医学博士の寄稿文であり、
『プレジデント』の2019年8年30日号に掲載され、
関連の公式サイトの【 プレジデント・オンライン 】に2019年9月15日を配信され、無断であるが転載させて頂く。
2025年には700万人に達するといわれる認知症患者。
家族はどんな準備をしておけばいいのか。
今回、7つのテーマに分けて専門家に聞いた。
第4回は「種類と進行」について――。(全7回)
▼種類と進行 アルツハイマー型、前頭側頭型・・・4大認知症はこう違う
☆実は別の病気のこともある
認知症には、いくつかの類型があり、数が多い順に、
アルツハイマー型、レビー小体型、脳血管性、前頭側頭型などが挙げられます。
アルツハイマー型は、脳細胞にアミロイドβをはじめとする老廃物が溜まり、
徐々に細胞が死滅して、脳が萎縮する病気です。
短期記憶をつかさどる海馬が、最初に萎縮するため物忘れがひどくなり、
同じことを何度も聞く、簡単な計算ができなくなる、道に迷うといった症状が見られます。
レビー小体型とは、脳の神経細胞を顕微鏡で観察して、
レビー小体というかたまりが観察されることから、その名前がつきました。
几帳面な性格の人、たとえば公務員や先生をしていた人、
あるいは中年期にパニック障害や鬱の傾向があった人に、発症するケースが目立ちます。
幻視が特徴的で、歩行障害や薬剤過敏症や大声での寝言などの特徴的な症状がある一方で、
短期記憶は、比較的保たれている場合が多い。
諸症状の個人差も大きく診断が難しいときがあります。
☆対処が早ければ、健常な状態に戻すことも十分可能
脳血管性認知症は、脳の血管が詰まる「脳梗塞」や
血管が破れる「脳出血」などの脳血管障害などにより、その周囲の神経細胞がダメージを受けて発症します。
症状は、ダメージを受けた部位により異なり、判断力や記憶は、比較的保たれている一方、
言語障害が目立ったり、意欲や自発性がなくなったり、感情の起伏が激しくなる症状が見られます。
発症後も脳出血や脳梗塞の再発のたびに、階段状に症状が進行することもあります。
前頭側頭型認知症は、脳の前頭葉と側頭葉の神経細胞が壊れていく病気です。
「ピック球」というかたまりが観察されるケースが多く、「ピック病」とも呼ばれます。
芸術家や自由業、自営業の人などに多く、
興奮しやすく衝動的になり、周囲に合わせられなくなります。
よく銀行や病院の窓口で、キレて怒鳴り散らしているお年寄りがいますが、
前頭側頭型認知症の可能性があります。
ただこの病型は、少量の向精神薬を使うことで、通常の社会生活を保つことができます。
病院に連れていくまでが大変なのですが、医療の力が一番発揮できる認知症とも言えます。
以上の分類は、あくまで便宜的な記号のようなもので、
実際には、加齢にともなって、複数の要素が混じりあい割合が変化していきます。
素人目には認知症でも、実際には甲状腺機能低下症や正常圧水頭症で、
内服治療や外科手術で、改善できることもあります。
それを鑑別するのが、医師の役割。
認知症診療では、必ずCTやMRIなどの画像診断や血液検査により、
治る認知症を見逃さないことが大切です。
認知症の症状が一部に見られるが、
日常生活に大きな支障がない状態をMCI(軽度認知障害)と呼びます。
対処が早ければ、健常な状態に戻すことも十分可能。
本格的な認知症化を防ぐためにも、家族が異変に気づき、認知症に詳しい医師に相談することが大切です。・・》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
今回、認知症の病状の4大種類、そして治る認知症を見逃さないことが何よりも大切、
多々教示された。
私は9月下旬の誕生日を迎えると、後期高齢者入門の75歳となり、
家内も12月下旬の誕生日を迎えると、古希と称される70歳となる。
こうした中、私は過ぎし4年前の70歳を過ぎた頃から齢を重ねるたびに、
物忘れが多くなった、と改めて気付き、 独り微苦笑する時もある・・。
たとえば家内とテレビの旅番組を共に視聴したりしている時など、
あそこも行ったよねぇ、と私は家内に言ったりした時、
その地の情景などは鮮やかに重ねることができても、 肝心の地域名が言葉に出来ないことが、 もどかしさを感じることがある。
こうした深情のある私は、何よりも認知症が怖くて、
何かと認知症予防に関しての書物、運動に関心が強くなっているのが現状となっている。

今回、何よりも大切なことは、《・・本格的な認知症化を防ぐためにも、
家族が異変に気づき、認知症に詳しい医師に相談することが大切です・・
そして認知症診療では、必ずCTやMRIなどの画像診断や血液検査により、
治る認知症を見逃さないことが大切です。・・》
こうしたこと私にしても、家内にしても、余りにも不可解な言動、しぐさをした時、
信愛している医師に受診する・・こうしたことを肝に銘じて、明るく人生の晩秋期をすごそう、
と心の中で呟(つぶや)いたりしている。