昨夜、パソコンを立ち上げて、ヤフー・ジャパンのライフ記事を見ている中、
『 人生100年時代突入? 老後の不安を軽くする3つの考え方 』
と題された見出しを見たりした。
私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
お互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂き、 程ほど貯金を取り崩しながら、 ささやかに過ごしている。
私は民間会社のある会社に35年近く勤めて、2004年(平成16年)の秋に定年退職し、
この間、幾たびのリストラの中、何とか障害レースを乗り越えたりしたが、
最後の5年半はリストラ烈風が加速され、あえなく出向となった。
こうした中で遠い勤務地に勤め、この期間も私なりに奮闘した結果、 身も心も疲れ果てて、疲労困憊となり、
定年後はやむなく年金生活を始めたひとりである。
そして年金生活は、サラリーマン航路は、何かと悪戦苦闘が多かった為か、
つたない半生を歩んだ私でも、予測した以上に安楽な生活を享受している。
こうした中、数年前より新聞、雑誌、そしてテレビの番組などに於いて、
『人生100年』の公言されて、戸惑ったりしてきた・・。
こうしたこともあり、《・・人生100年時代・・老後の不安を軽くする3つの考え方・》、
遅ればせながら学ぼうと思い、記事を精読してしまった。
この記事は、生命保険ガイドの小川千尋さんの記事を『All About(オールアバウト)』の編集部が、
最新情報に加筆して、関連の公式サイトの【あるじゃん(All About マネー)】に2019年9月28日に配信され、
無断であるが転載させて頂く。
《・・人生100年時代突入? 老後の不安を軽くする3つの考え方
◆平均寿命と健康寿命には時間差がある
今後、90歳超えは当たり前の世の中になりそうなので、セカンドライフは、ますます長くなる模様です。
そんな長寿化の中、注目してほしいことがあります。
平均寿命と健康寿命には時間差があることです。
平均寿命とは、みなさんもよくご存じの命が尽きる年齢です。
一方健康寿命とは、誰の世話にもならず、自立して生活できる年齢のことです。
その差の年数は、軽重はともかく、誰かのケア(手助け・介護)が必要な期間になります。
つまりセカンドライフは、自立期間とケア期間で構成されるということ。
ケア期間を「サードライフ」と呼ぶ人もいます。
◆平均寿命と健康寿命の差
ケア期間は、男性が約9年、女性が約13年です。
これまでのセカンドライフのマネープランは、
どちらかというと、自立期間しか考えていませんでした。
患わずに亡くなる、いわゆるピンピンコロリで人生を終わる、
あるいは患っても、ケアが必要な期間は短くて、
マネープランに大きな影響を及ぼさないケースが多かったからです。
また夫婦の場合、夫のほうが早く亡くなって、遺族年金を残すため、
老後資金は遺族年金で不足する妻の生活費+αが残っていれば、
大きな不安や問題はありませんでした。
しかし、今もこれからも、男性も長生きするようになり、女性の寿命も延びそうですから、
老後資金の必要額は大きくなります。
そして、ケア期間にかかる費用も考慮するとなると、
いくらお金があれば安心なのか・・・見当をつけられないのが実情です。
それに、セカンドライフは、お金の問題だけではなく、
気の持ちようや生き方そのものを見直さないと、不安を軽くすることはできそうもありません。
では、どう考えればいいのか。
「公助」、「共助」、「自助」の3方面から、私見を述べさせていただきます。
◆「公助」は徐々にパワーダウンしていく
セカンドライフの「公助」とは、主に生活費のベースとなる公的年金、介護が必要になったときの介護保険、医療を受ける際の健康保険です。
少子高齢社会が定着した昨今、公助が徐々にパワーダウンしていくのは必至です。
現役世代にこれ以上、過重な負担をかけるわけにはいかないからです。
ですから、もらえる年金額は減り、介護保険と健康保険は、保険料負担が上がるのに、
給付は下がっていきます。
そして、物価上昇と消費税増税もあいまって、
セカンドライフの生活は、厳しさが増す一方になるでしょう。
これは致し方ないことなので、「そうなる」と覚悟するしかありません。
その上で、「共助」と「自助」をどうしていくかを考えます。
◆人との付き合いを密にして「共」に「助」け合いを
2つ目の「共助」は、兄弟姉妹などの縁者、ご近所さん、友人などとの人付き合いを密にして共に助け合うことです。
付き合う人は、同世代でも異世代でもかまいません。
とかく、年をとるほどに友人は少なくなり、交際範囲は縮小していく傾向があるので、
意識して人付き合いを広げるようにしましょう。
人に会う機会があると、身なりにかまったり、しゃべったりするので、
老け込み防止効果が期待できそうです。
それに、ちょっとした用事を頼んだり、頼まれたりする習慣をつけておき、
軽度のケアなら、公助の力を借りなくてもすむようにしたいもの。
何より、誰かとつながっている、
何かがあったら駆けつけてくれる人がいるのは、心強いといえます。
ただし、一方的に助けてもらうばかりにならないようにしましょう。
助けてばかりの相手は不満が募り、人間関係がぎくしゃくするからです。
助けてもらったら助ける・・・。
この循環が大切です。
もし、身体がきかないなどで、助け返すことができなければ、
せめて「ありがとう。いつも感謝しています」の言葉で代替を。
そして、お金の貸し借りは、人間関係を悪くするモトなので、これはやめましょう。
それに、お付き合いにかかるお金は、割り勘を心掛けてください。
◆お金とケアで迷惑をかけないため、あらゆる「自助」努力を!
セカンドライフが長くなるほど、生活費、レジャーなどのゆとり資金、ケア費用など、
必要な老後資金はかさんでいきます。
経済面の自助努力には、次のようなことが考えられます。
会社員は定年退職、自営・自由業の人は現役引退までに老後資金として、
1000万円単位のお金を貯蓄しているはず。
ですが、早い時期から貯蓄の取り崩し生活をすると、
最後までお金がもたないかもしれません。
少しでも、取り崩し生活を先延ばしにするために、
身体が動くうちは、何でもいいので働き続けることです。
収入が少なくても、遊んでいるよりは、ましです。
また、住まいが広すぎたら賃貸にして、
その家賃より安い住まいに住んで、差額を生活費の一部にする、
投資信託や株などの投資で、お金に稼いでもらうことも考えましょう。
働かなくても大丈夫という人は、ボランティアや趣味でも何でもいいので、
外出する機会を積極的に作りましょう。
家にこもっていると、心身によくありません。
ただし、健康を害さない程度のほどほどのさじ加減で働く、外出の機会を作ることをお忘れなく。
でないと、健康面の自立を果たせなくなって、本末転倒になってしまいます。
さて、健康面の自助努力は、自立期間をできるだけ長くするため、
ケア状態になっても軽くすむよう、健康管理を怠らないこと、身体を動かすこと、
頭(脳)を鍛えることを心掛けてください。
とにかく、今の中年世代は、子・孫世代にお金とケアで迷惑をかけられないので、
あらゆる努力をする必要があります。
それが、老後の不安を軽くするための考え方の要だと思います。・・》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
今回、これからの時代も含めて、『老後の不安を軽くする3つの考え方』に関して、
「公助」、「共助」、「自助」の3方面を的確に表現されて、やはり専門家が発露された論調だ、
と絶賛したりした。
このことに関して、今回学ぶ前に於いては、ささやかな私の思いを表現すれば、下記の通りである。
私が現役サラリーマン時代、私たちの少し上の世代は、会社員が定年まで勤め上げれば、
退職金と年金で、まずまずの老後をすごすことができ、
そのことが働き手にとっての意欲向上や目標達成のための刺激策と称せられるインセンティブになっていた、
と私たち世代は学んできた・・。
そして私たち年代、少し下の団塊世代の御方の多くは、 民間会社に長年勤めて、
たとえ50代にリストラに遭遇しても、殆どの御方は定年退職時を迎え、
やがて年金満額時まで第二の職場で働き、待望の年金生活を始められた御方が大半と思われる。
私は定年退職の前に、出向時の中で、経済にも疎(うと)い私は、
経済ジャーナリストの荻原博子さんなどの数多く著名人の書物を読んだりした。
そしてデフレ経済の蔓延している中、定年時に持家(マンションか戸建て)のローンは返済完了となり、
預貯金が3000万円あれば、公的年金を受け取りながら、少しづつ取り崩して堅実に生活すれば、
少しだけゆとりのある年金生活ができる、と学んだりした。
そして私はサラリーマン生活を卒業した後の年金生活の資金の指針として、 ささやかに過ごしてきた。
ここ数年、経済誌などを読んだりすると、 政府は2018年10月、
「70歳までの就業確保」を企業に求める方向で検討を始めた、 と学んだりしてきた・・。
こうした根底には、 今は法律で「65歳まで」が企業に義務付けられているが、
健康な人にはもっと長く働いてもらい、年金を受け取らずに制度を支えてほしい、
という明確な目的も教示させられてきた。
こうしたこともあり、人生100年、と声高に叫ばれてきたのかしら、 と私は微苦笑したりしてきた。
私は年金に関しては、少子高齢化が加速される中、
働いて下さる方が減少して、 受給者の私たち高齢者は増加するので、
やむなく年金額は、やがて10%前後は減少すると思われるが、 年金制度は崩壊しない、 と書物から学んできた。
こうした中、平均寿命に関しては、『人生100年時代』は、
男性では100人に1~2人、女性で10人に1人弱、 実像である、
と私は昨年の11月上旬で学んできた・・。
これに関しては、沢田 浩さんの寄稿文が【 現代ビジネス 】に配信され、この一部を転載させて頂く。
《・・(略)・・安倍内閣の「人生100年時代」も、鵜呑みにはできない。
100歳以上の人生を生きる人たちが、今後増えることはよくわかった。
そのうえで肝は、「どのくらいの確率で、私たちが100年を生きられるか」ということである。
厚労省や、総務省の公表資料からひも解くと、
今年2018年に100歳を迎える人は、 3万2241人(男性4453人、女性2万7788人)。
いずれも、1918年生まれの人たちだが、その年の出生数179万1992人から導くと、
実際に100年を生きる人の確率は、実に1.8%。 うち、男性は0.49%。
つまり、1000人に4~5人しか、100年を生きられないということだ。
3万人近くが100歳を迎えた女性の場合でも、3.167%。
多いといっても、100人に3人ほどである。
現在の日本の総人口1億2600万人に対する構成比では、100歳以上はわずかに0.1%である。
日本の将来人口推計では、この比率が2040年には、0.3%と3倍となる。
その推移からすると、2040年に人生100年を迎えるであろう人も、現在の3倍くらいにはなるだろう。
男性では100人に1~2人、女性で10人に1人弱。
これが「人生100年時代」の本当の実像のようである。・・》
こうしたことを私は学び、 現代の平均寿命は、男性約81.1歳、女性約87.3歳(2017年)であるが、
やがて10数年後の2030年の前後の頃は、プラス5歳前後が、
平均寿命の実態になるかしら、と私は思案させられてきた。
このようなことを学んできた私は、「人生100年時代」には、戸惑いながらも微苦笑させられた。
いずれにしても、私としては、15年前の年金生活を始めた頃は、
男性の平均寿命は約78歳であったので、私は漠然としながらも、平均寿命に準拠するように、
この世とサヨナラすると思ったりしてきた。
やがて昨今の男性の平均寿命は約81歳と学び、
永らえば永らえるほどに、老後資金を再修正する必要があり、苦笑したりしている・・。
そして私は何よりも、心身共に自立し健康的に生活できる健康寿命を意識して、
確かな『生きがい』と『健康』、そして『気力』を持続できるように、 ときおり願いながら歩いたりしている。
もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
いつの日にか認知症、或いは脳梗塞などの難病に遭遇したら、困窮するので、
私は独りで外出して、 自宅から3キロ以内の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、季節のうつろいを享受している。
何かと単細胞の私は、ここ数年、私が意識的に深めていることは、
日本は長寿国であり、 介護などの必要がなく、 日常生活を支障なく過ごせる期間を示す「健康寿命」をみると、
男性が72.14歳、女性が74.79歳(厚生労働省、2016年の推計値)で、
平均寿命とは男性で8.84年、女性は12.35年の差が実態となっていることである。
こうした中で、約10年もの間、何らかの介護支援が必要となる、 と改めて教示されて、
動顛をしたり、溜息を重ねたりしてきた・・。
いずれにしても、それぞれ多くの御方が自助努力をされ、
何とか人に頼よる介護・要の期間をできる限りないように願い、
平均寿命=健康寿命を目標に、日々を過ごされている御方が多いと思われる。
その上、高齢者自身の意欲と医療の更なる向上で、平均寿命が数年伸びる中、
多くの御方が心身溌溂とした晩年期を願い、私自身も念願したりしている。
このように心情を重ねていると、「人生100年時代」・・、
テレビ、新聞、雑誌などで、 盛んに明言されているが、
ほんの一部の幸運な御方だけ100歳の御誕生日を迎えられる・・ と私は微苦笑している。
今回、特に感心させられたことは、2つ目の「共助」の章である。
《・・人との付き合いを密にして「共」に「助」け合い・・
兄弟姉妹などの縁者、ご近所さん、友人などとの 人付き合いを密にして共に助け合うことです。
付き合う人は、同世代でも異世代でもかまいません。
とかく、年をとるほどに友人は少なくなり、交際範囲は縮小していく傾向があるので、
意識して人付き合いを広げるようにしましょう。
人に会う機会があると、身なりにかまったり、しゃべったりするので、 老け込み防止効果が期待できそうです。
それに、ちょっとした用事を頼んだり、頼まれたりする習慣をつけておき、
軽度のケアなら、公助の力を借りなくてもすむようにしたいもの。
何より、誰かとつながっている、 何かがあったら駆けつけてくれる人がいるのは、心強いといえます。
ただし、一方的に助けてもらうばかりにならないようにしましょう。
助けてばかりの相手は不満が募り、人間関係がぎくしゃくするからです。
助けてもらったら助ける・・・。 この循環が大切です。
もし、身体がきかないなどで、助け返すことができなければ、
せめて「ありがとう。いつも感謝しています」の言葉で代替を。
そして、お金の貸し借りは、人間関係を悪くするモトなので、これはやめましょう。
それに、お付き合いにかかるお金は、割り勘を心掛けてください。・・》
こうしたことは、セカンドライフの最も肝要な哲学である、と思い深めたりしている。