夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

加齢による心身の衰え「フレイル」、76歳の私は実感しながら学び、多々教示させられて・・。

2021-06-14 13:13:18 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 NEWSポストセブン 】を見ている中、
『 加齢による心身の衰え「フレイル」 負のスパイラルが深刻化 』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の76歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。
 
そして私は何よりも認知症、心筋梗塞など恐れ、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。

しかしながら、70歳の頃から体力の衰えを実感し、
時折もの忘れもあり、独り微苦笑をしたりしている・・。


このような深情を秘めている私は、
今回の《・・加齢による心身の衰え「フレイル」 負のスパイラルが深刻化・・》、
やはり気になり、真摯に学びたく、こっそりと記事を読んでしまった。



この記事は、『女性セブン』の2017年11月23日号に掲載され、
関連の公式サイトの【 女性セブン 】2017年11月10日に配信されていた。

古い記事であるが、人生の晩秋期、誰しも難題のひとつで、
もとより時空を超える課題であるので、あえて多くの御方と共有を致したく、
記事を転載させて頂く。

《・・
高齢になると、あちこち弱ってくる。
大きな病気以外でも、腰や膝が痛くなったり、歯が悪くなったり、
認知症の症状や血圧、血糖値のわずかな変化もいちいち気になる。

とはいえ、高齢者の体のことがよくわからない世代の人々は、
「まあ、年だから仕方がないかも。
病院に駆け込むようなことではないのかな? でも・・・」と、迷うのだ。

そこで東京・世田谷区で認知症などの老年病治療、在宅医療にも尽力している、
医療法人社団 創福会 ふくろうクリニック等々力院長の山口潔さんに、
高齢者の心身の健康について聞いた。


「高齢になれば、誰でも心身の機能が低下し、ストレスに対する抵抗力が弱まります。
この状態をフレイルと呼び、放置すれば、
生活に支障が出たり介護が必要になったりし、死亡率も高まります」(以下「」内、山口さん)

また山口さんは、「加齢で、フレイル状態になるのは、ある意味“自然なこと”」だと言う。

「ただ、近年、早い段階で医療などが適切に介入することで、
生活機能を維持したり、改善したり、あるいは健常な状態に戻る可能性も見出されてきたのです。

そして最近では、できるだけ要介護状態にならないよう、
フレイルを“維持や改善が見込まれる段階”と位置付けて、
意識的な治療やケアをするよう促しています」


山口さんは認知症の専門医として、日々多くの認知症高齢者を診る。

「残念ながら認知症は、発症してしまってからでは、治すことができません。
でも認知症の要因と考えられている“脳にたまるゴミ”は、
40代頃から、たまり始めることがわかっています。

その段階から治療すれば、もっと有効な治療効果が得られるという研究が進んでいます。
まだ治療効果が確定していない今、
症状のない40代が認知症予防の受診をするのは無理としても、
認知症予備軍と呼ばれる軽度認知障害(MCI)の段階で適切な治療を行えば、
大幅な回復が期待できる場合もあるのです」



◆体、心、生活環境まで幅広くケアする

「具体的にフレイルは、

■身体的フレイル
筋肉が減る(サルコペニア)、筋肉・骨・関節などの運動器障害(ロコモティブ症候群)、
口腔機能の低下(オーラルフレイル)


■心理的フレイル

軽度認知障害(MCI)、抑うつ、不安、意欲低下、精神的疲労感

■社会的フレイル
社会的孤立、閉じこもり


といった幅広い範囲の不調を指します。
これは多くの場合、『社会とのかかわりが減る』ところから始まり、
『生活範囲が狭まり』、『心が落ち込み』、『口腔機能』が低下し、『低栄養』状態になり、
ついに『身体機能』が低下し、さらに社会とのかかわりが減る。

この負のスパイラルが深刻であり、1つの症状だけでなく、全体像を見る必要があるからです」



高齢者が社会とのかかわりを失う過程やリスクは、
社会で忙しく過ごす子世代には、実感しにくいことかもしれない。
ではどんな不調や症状をきっかけに、フレイル対策をすればよいのだろう。

「当院でもこの10月からフレイル外来を設け、
以下のような目安になる症状や不調を挙げています。

これは簡易フレイル・スケール(国立長寿医療研究センター)を基にしていますが、
次のような病気の可能性も考えられます。

【1】体重減少
   サルコペニアや低栄養、口腔機能障害のほか、糖尿病やがんなどの疾患。

【2】歩行速度低下
   サルコペニア、ロコモティブ症候群のほか、神経疾患、心肺機能の低下。

【3】記銘力低下 

【4】主観的疲労感

   軽度認知障害、うつ・不安、認知症。

【5】身体活動低下
   社会的孤立、閉じこもり

このほかにも、
●階段の昇降が困難
●飲料などの2リットル入り容器が持ち上がらない
●ものをよく落とす
●よくつまずくなど。

ひとつでも当てはまったら、ぜひ受診を。



当院のフレイル外来では、診察・検査を経て、
院内外の各専門外来、栄養・運動療法の施設、通所サービスや
ボランティア活動などの社会参加活動の場へつなげ、
サプリメントや栄養補助食品などの処方も行っています」

身近にフレイル外来がない場合は、かかりつけ医に相談してみるといい。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。


 
今回、ふくろうクリニック等々力院長の山口潔さんのアドバイスに導かれながら、
加齢による心身の衰え「フレイル」 負のスパイラルが深刻化、
多々学んだりした・・。


昨年の2月より、新型コロナウイルスの烈風に伴い、
マスクの苦手な私は、外出する時は、やむなく生まれて初めてマスクをしてきた・・。


こうした中、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、
おひとりおひとりが、「相手と身体的距離を確保すること」、
「マスクの着用」、「三密(密集、密接、密閉)」を避けるといった、
国民の責務と思いながら、独りぼっちで出来る限り人影の少ない道を選定して歩いたりしている。
 
ご近所の御方とは、マスク越しに2メートル以上離れて、短めに歓談する程度となり、
平素の買い物も3日間に一度として、まとめ買いをしたりした。


 
或いは少し遠方は、路線バスを利用していたが、
「三密(密集、密接、密閉)」が怖くて、歩き続けて、
やがて膝(ひざ)に痛みを感じて、やむなく整形外科に通院したりした。

こうした原因のひとつには、我が家より片道4キロ以上離れた所は、
以前は路線バスを利用してきたが、感染防止の為、幾たびか往復路を歩いてきた為か、
恥ずかしながら右膝(ひざ)の痛みを感じるようになったりした。

そして買物、散策などの平地が多い処は、数キロぐらいは歩けるが、
ただ階段を下りたり、足を高めに上げたりすると痛みが感じて、
齢を重ねるとこうした老化が始まるのかょ・・戸惑いながら微苦笑をしたりした。




このような結果として、毎週の火曜日に、右脚の膝(ひざ)にヒアルロン酸注射を受けた後、
腰の痛みもあり、リハビリ機器の腰痛牽引、マイクロ波など療法を受けて、
自宅では
湿布の経皮吸収型鎮痛・抗炎症剤の『ロキソプロフェンNaテープ』を貼ることをしてきた。

このような治療を昨年の6月より、我が家から近くの整形外科で、
毎週のように週に一度、5カ月近く通院し、何とか右膝(ひざ)の痛みが解消されたりした。

こうした中で、ヒアルロン酸注射に関しては、家内の母が80代の初めに膝痛で困苦した時、
ヒアルロン酸注射で痛みが解消された、と私は家内から聞いていたので、
私が通院した医師に私が要望した結果である。

膝(ひざ)の痛みは、齢を重ねると、多くの御方が感じ、困苦する、と学んでいたが、
と私は改めて実感させられて、苦い体験のひとつとなっている。
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