先程、ときおり愛読している公式サイトの【 NEWSポストセブン 】を見ている中、
『 年をとって「記憶力がよくなった」人たちがしている3つのこと
読者調査で判明 』、
と見出しを見たりした。
家内は私より5歳ばかり若く71歳となる。
そして私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、
我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後40数年の古ぼけた戸建てに住んでいる。

私は過ぎし6年前の70歳を過ぎた頃から
齢を重ねるたびに、物忘れが多くなった、と改めて気付き、
独り微苦笑する時もある・・。
たとえば家内とテレビの旅番組を共に視聴したりしている時など、
あそこも行ったよねぇ、と私は家内に言ったりした時、
その地の情景などは鮮やかに重ねることができても、
肝心の地域名が言葉に出来ないことが、もどかしさを感じることがある。
しかしながら、私の幼年期のことなどは、何故かしら鮮明に思いだせるのである。
たとえば祖父と父が健在だった頃、
所有していた田畑、雑木林、竹林、田んぼの中で流れていた小川などの情景、
或いは初めて観た映画作品は、小学校に入学する前年の1950年(昭和25年)の夏、
『長崎の鐘』を母に連れられて鑑賞したこと、今でも心の片隅に残っている・・。

ここ数年、無念ながら物忘れが多くなり、溜息を重ねたりしているが、
確か私が小学3年生の頃、 亡き脚本家の菊田一夫(きくた・かずお)さんが
『・・忘却とは忘れ去ることなり。忘れ得ずして忘却を誓う心の悲しさよ・・』と、
名作の『君の名は』で遺(のこ)された名言に、私は独り微苦笑したりしている。
そして昨今でも、新聞、ネットのニュースなどを読んだり、テレビでニュースを視聴したりすると、
やがて数日後には、忘れてしまうこともあり、つたない私の小さな悩は、
収容できずオバー・フローになり、忘れてしまうことで、
悩が適度な記憶量に調整を図っている、 と無念ながら思ったりしている・・。
しかしながら時折、家内より『今からボケたら、困るわょ・・』、
と私は叱咤激励をされる時もある。

私が恐れていることは、いつの日にか認知症になってしまったら、
自身の意志が伝わらず、ささやかな日常生活に困苦するので
《・・年をとって『記憶力がよくなった』人たちがしている3つのこと 』って、
どのようなことですか、と思いながら真摯に記事を精読してしまった。
◆「年を重ねるほど記憶力が悪くなる」はウソだった!?
女性セブン(小学館)のメルマガ会員クラブ『女性セブン倶楽部』にて
アンケートを実施したところ、
「以前より物覚えが悪くなった」、「少し悪くなった」という人の合計が
8割を超えた。
これだけ見ると、加齢による記憶力の低下は、仕方ないことのように思えるが、
本当にそうだろうか?
■あなたは、以前に比べて物覚えが悪くなったと感じていますか?
●結果
・悪くなった:29.4%
・少し悪くなった:51.3%
・以前と変わらない:19.0%
※『女性セブン倶楽部』会員にwebにて、
「記憶力に関するアンケート」を実施(有効回答者数1524人)。
◆20代と60代で記憶力に差はない
「『年をとると記憶力が低下する』というのは誤りです」と語るのは、
精神科医の和田秀樹さんだ。
「長年、老年精神医学に携わっていますが、
加齢とともに進行する脳の萎縮を止める方法は、脳科学的には見つかっていません。
でも、エビングハウスの忘却曲線によると、
20代と60代で、記憶力に大差がありませんでした。
つまり、加齢で記憶力が低下するわけではないことが、
複数の研究で明らかになっているのです」
特に注目なのは、脳の萎縮は40代から始まるが、
脳が同じくらい縮んでいても、「できる人」と「ボケる人」に分かれるという点だ。
「たとえ脳が縮んでいても、使えるか、使えないかの違いは、
頭を使う習慣があるかどうかで決まります。
筋肉同様、毎日使わないと、脳も衰えてしまうのです」(和田さん)
だからこそ、日頃から脳の健康を維持し、適度に刺激する習慣が、より重要になる。
些細な物忘れは、認知症への不安を招くが、心配しすぎることはない。
脳を活性化させ、“使える脳”にするための習慣を、身につければいいのだ。
ではどこを見直せばいいのか?
次の項目で見てみよう。
ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスが発見した、
時間の経過とともに、物事を忘れる法則。
人間は、1時間後に56%を、1日後に74%を忘れるが、
この法則に年齢差はないという。
◆物覚えのいい人がしている3つのこと
脳科学的には、年齢と記憶力の低下に関連性がないものの、
現実には多くの中高年が、加齢とともに物覚えが悪くなったと感じている。
このギャップについて、前出の和田さんはこう解説する。
「年をとって記憶力が悪くなったと嘆く人には、
『意欲が低下した』、『時間をかけて復習しなくなった』という人が多い。
意欲を持ち続けるには、好きなことやこれまでの経験が
生かせる得意分野を選んで、学ぶことがコツといえます」
今回のアンケートで「物覚えがよい」人と「物覚えが悪い」人の差がはっきりした。
それが下の結果だ。
★あなたは何か習い事や勉強をしていますか?
「物覚えがよい」と答えた人の6割が、習い事をしているのに対し、
「物覚えが悪い」と答えた人で習い事をしている人は、2割に満たない。
向学心や意欲の違いが、大きな分かれ目となっている。
★あなたは覚えたことを人に話しますか?
「物覚えがよい」人の4割は、自分が覚えたことを、他人に話している。
一方、「物覚えが悪い」人は、それが2割未満にとどまっている。
他人に話すことで、自分の考えが整理され、理解が深まり、記憶の定着が進むのだ。
★あなたは日記をつけていますか?
「物覚えがよい」と答えた人の4割が「ほぼ毎日」、「たまに」日記をつけていると回答。
日々の出来事を書き出すことが、記憶の定着によい影響を与えているようだ。
◆1・・・6割が習い事や勉強をしていた
「物覚えがよい」と答えた人の6割が、「習い事や勉強をしている」と回答。
これは、好奇心・向学心があり、積極的に新しいことを吸収しようとする
人の記憶力が衰えないことの証明といえよう。
では、具体的に、どんな習い事をしている人が多いのだろうか。
アンケートの回答からいくつか引用しよう。
■遺伝子、栄養、健脳食育など、健康に関する講座を2~3年前から受講しています。
(46歳・会社員・大阪府)
■茶道を習っていますが、お茶会で着物を着る機会が多く、着付けも習い始めました。
いまは、華道も習っています。(56歳・契約社員・栃木県)
■10年前から手話を習っています。耳の不自由なかたと友達になったものの、
意思の疎通があまりできず、いつか手話を覚えてみたいと思い続け、
50代になって始めました!(61歳・主婦・山口県)
◆2・・・「人と話す」、「声に出して読む」ことが脳の刺激に
年をとってから始める習い事や学びの方向性について、
認知症予防の専門家・今野裕之さんは、次のようにアドバイスする。
「認知症予防という面から、楽器を弾く、歌を歌う、
韓流ドラマが好きであれば韓国語を習うなど、
好きなことに関連した勉強を深めるのが、おすすめです。
手を使う・口をよく動かしてコミュニケーションをとるという面では、
囲碁や将棋、対戦型のゲームもいいですね。
ひとりで黙々と勉強するより、人と話したり、書いたり、
声に出して読んだりする方が、脳にはいい刺激になります」
近年、記憶を定着させるには、ひたすら暗記をして脳内にインプットするより、
書く・声に出す・人に話すなどのアウトプットが、重要なことがわかってきている。
アンケートでも、「覚えたことを人に話しますか?」という質問に対して、
「物覚えがよい」と答えた人の8割が、「いつも積極的に話す」、「割と話す」と答えているが、
このことからもアウトプットの大切さがわかる。
◆3・・・物覚えがよい4割の人が、日記をつけている
同様に「日記をつけているか?」という質問では、
「物覚えがよい」と答えた人の4割が「ほぼ毎日」、「たまに」と答えている点に注目したい。
このほか、「ランニングをしながら、頭の中を整理する」など、
記憶の定着のために、運動を習慣にしている人も多い。
「運動は、脳の血流をよくすることで、記憶の定着をサポートします。
運動をしすぎると、体の酸化を進めて、老化につながるので、
つらさを感じない程度の運動を、毎日するのが重要です。
好きな俳優や推しのアイドルグループを追っかけるなどといった“疑似恋愛”も、
覚える意欲を高めるのに有効です」(和田さん)
☆教えてくれた人
和田秀樹さん/精神科医 『和田秀樹こころと体のクリニック』院長。
国際医療福祉大学大学院 臨床心理学科教授。
近著に『60代から心と体がラクになる生き方 老いの不安を消し去るヒント』(朝日新書)。
今野裕之さん/認知症予防専門家。
著書に『最新栄養医学でわかった! ボケない人の最強の食事術』(青春新書インテリジェンス)
取材・文/北武司 ・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

私は微苦笑したしまった・・。
◆1・・・6割が習い事や勉強をしていた、関しては、
私は年金生活の中、多くの方と共に習う事、或いは修学にどは、
長年サラリーマンをしている中、何かと共同作業が必要で、もとより束縛されていた為か、
せめて年金生活で大切な時間は、『ひとり遊び』としている。
たとえばブログを投稿したり、魅せられた御方の投稿文を読ませて頂き、
このように過ごされているのか・・と学んだりしている。
或いはデジカメで、ともすれば忘れがちな情景を、
記憶のかたみ・・と思いながら、撮ったりしてきた・・。

◆2・・・「人と話す」、「声に出して読む」ことが脳の刺激に関しては、
私は亡き母の遺伝を純粋に受け継いだ為か、
恥ずかしながら男の癖におしゃべりが好きで、
何かと家内と談笑したり、ご近所の奥様、ご主人など明るく微笑みながら談笑したりしている。
そして私は、遊歩道、公園などを散策していると、見知らぬ男性、
女性グループの御方たちと、話しかけられたり、或いは話しかけたりして、談笑し、
殆ど毎日過ごしている。
或いは、知人とか友人と時折お逢いする時は、しばらくねぇ・・、と私は笑いながら逢ったりして、
日中はコーヒー、夕暮れからはビールか水割りのウィスキーを飲みながら、談笑をしたりしている。
ときおり国内旅行は私たち夫婦の共通趣味のひとつで、幾たびか遊学を重ねてきたが、
旅先でも、私は食事処、ロビーなどて隣席した見知らぬ方でも、話しかけて談笑したりしている。
こうした中で、好奇心をなくしたらこの世は終わりだ、と信条している私は、
体力の衰えを感じている私でも、その時に応じて溌剌とふるまったりしている。
しかしながら昨年の2月より、新型ウィルスの烈風で、
世の中は『三密(密集、密接、密閉)』となり、
私は生まれて初めてマスクをして、買い物、散策をしているが、
知人に逢っても、お互いに2メートル近く離れて、身振り手振りも交えて談笑している。
或いは人影の少ない処を選定して散策しているが、
人影が途絶えた所は、こっそりとマスクを外すこともある。
このように新型ウィルスの烈風に伴い、閉塞感があり、
何かとおしゃべりな私は、困苦しているのが実態となっている。

◆3・・・物覚えがよい4割の人が、日記をつけている関しては、
私は「日記をつけない」が、ブログの投稿文だけは、
パソコンの故障、国内旅行、入院をしていない限り、ここ16年、毎日投稿している。
ボケ防止もあるが、許された自由時間の多い年金生活に於いて、
何となく惰性で過ごすのは、自身によくないので、せめて頭の体操と思いながら、
投稿しているのが実態となっている。
《・・「運動は、脳の血流をよくすることで、記憶の定着をサポートします。
運動をしすぎると、体の酸化を進めて、老化につながるので、
つらさを感じない程度の運動を、毎日するのが重要です。・・》
体力の衰えを実感している私は、無理は禁物だよねぇ・・微笑み返しをしてまった。

余談であるが、本日は買い物の予定日に伴い、我が家の買物専任者の私は
家内から先程依頼された品・・忘れてはいけないと思い、
メモ用紙にピーマン、ニンジン、ダイコン・・と書いたりしている。