☆電話でスマホの使い方を教えるのは至難の業
70代の母:ねぇ、このボタンはなに?
50代の娘:えっ?どのボタン?
70代の母:え?よく聞こえないよ。
50代の娘:お母さん、じゃぁ音量上げてみて(イライラ)
70代の母:音量上げるってどうやるの? わかんないよ? これ押すの?「ブツッ」(通話が切れる)
コロナ禍で会えない親に、電話でスマホの使い方を教えても、
さっぱり伝わらない・・・。
スマホを巡る高齢の親と子のこんなやりとり、ありませんか・・・?
☆せっかく買ったスマホで親子喧嘩も・・・
「せっかくスマホを買ったのに、使い方を子供に聞いても、
邪険に扱われてしまい、心が折れてしまう。
結局使わなくなってしまったという話は、よくあるんですよ」
こう話すのは、シニア世代向けのスマホやパソコン講座を開催している
スマホ活用アドバイザーの増田由紀さんだ。
「目の前にいれば『このボタンだよ』ですむことも、
電話口だと、なかなか正確に伝わらない。
すべてを言葉だけ説明するのは、とても難しいんですよね」(以下、増田さん)
とくにスマホの場合、機種によって各ボタンの位置やメニューの表示が違うので、
誤解が起こりやすいという。
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☆高齢の親にスマホをすすめるときの注意ポイント
1.iPhoneは、難しそう・・・は、思い込み
スマホを巡って親子のいざこざを起こさないためにも、
「シニアのスマホは、“親子で同じ機種”を持つのが、おすすめです。
シニアだから高齢者向けの機種ではなく、
お子さん世代など、教えてくれる人と同じスマホを使って欲しいですね。
たとえば、お子さんがiPhone(アイフォン)なら、自分もiPhoneにするのがおすすめ。
若い世代が使う機種は、使いこなせる自信がないという方も多いですが、
その考えはもったいない。
スマホ教室に通ってくださっている91歳の生徒さんは、
iPhoneを使いこなしていますよ。
長年シニア世代とお付き合いしてきた実感として、
高齢であっても、みなさん使いこなせるようになるんです。
年齢と関係なく、“やったことのないことに挑戦してみよう”、
“新しい道具を使ってみよう”という、前向きな気持ちが大切です」
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2.親子で同じ機種にすれば教えやすい
「スマホは、機種が変われば、使い方も変わります。
使ったことのない機種を教えるのは、大変なことです。
実際にスマホを触りながら教えられるなら、直感で分かる部分もありますが、
コロナ禍のいまは、直接会うことさえ難しい状況です。
大半が、親世代に操作を教えることになると思うので、
教える側の負担を減らす意味でも、
使い慣れている自分(子世代)と同じ機種を、購入してもらった方がいいでしょう」
教えられる側としても、教えてくれる人と同じ機種の方が、
話も通じやすく、困った時に、すぐに対処してもらえる。
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3.“らくらく”操作の高齢者向けスマホはどうなの?
「シニア世代が、新たにスマホを購入するときの候補として、
『らくらくスマートフォン』、『かんたんスマホ』など
高齢者向けに開発されたスマホは、必ずしもおすすめとはいえません。
高齢者向けのスマホは、操作がシンプルで機能を絞っており、
シニア世代に使いやすい面もありますが、
一般的なスマホと動きが違う部分があるんです。
一般的なスマホなら、軽くトンッとタッチすれば動くのに対し、
高齢者向けスマホは、誤作動を防ぐために、ググッと押さないと反応しないなど、
動作が一部制約されています。
“らくらく”などといった名前のイメージから、
簡単に使える、楽に使える夢のようなスマホという印象を
抱いているシニアの方も多いのですが、そんなことはありません。
新しい道具なので、どんな機種であっても、
イチから使い方を覚えないといけませんし、
使い方を子供に聞いても、子供はそれを使ったことがないから、教えられないのです」
最近は、携帯電話会社の店頭に操作を聞きに行きたくても、
コロナでなかなか対応してくれないとう現状。
やはり友人や子供と共通の話ができる機種を、選ぶのが良さそうだ。
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4.価格が安いだけで買ってはいけない
「たいして使わないから、値段が安いほうがいいと、
価格で選んでしまう人もいますが、これは失敗のもと。
例えば、安く買えるからという理由で、
携帯電話会社の限定スマホを買ってしまうと、
子供や友人など、周囲に持っている人がいなければ、
使い方も教えてもらえないし、トラブルがあったときに相談できません。
コロナ禍で、オンライン化が加速し、ワクチン接種の予約をはじめ、
病院の予約にしても、スマホやインターネットの活用は、必須になってきています。
シニア世代こそ、積極的にデジタル機器を使いこなせないと生きていけません。
少し値は張っても、長く活用することを考えて納得できる機種を選んで欲しいですね」
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☆シニアのスマホ選び【まとめ】
・子供と同じ機種なら、操作を教わりやすくトラブルのときも頼れる
・子世代と親世代で同じ画面で話ができるiphoneは、シニア世代にこそおすすめ
・自分は関係ないと思わずに、新しいことに挑戦する気持ちが大切
・「年だから安いのでいい」、「安いから」という理由で買ってはいけない
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☆教えてくれた人 増田由紀さん
2000年に千葉県浦安市で、初心者向けのパソコン教室「パソコムプラザ」を開校。
2020年10月より、全国どこからでも学べるオンラインスクールにリニューアル。
スマホ、iPad、パソコン講座の講師をはじめ、講座の企画、執筆、講師養成などを行う。
丁寧な解説と、わかりやすい教材が人気。シニア世代のスマホの利活用に力を入れている。
『いちばんやさしい60代からの』シリーズ(日経BP)著者。
デパートカルチャー講座、新聞・雑誌への執筆・監修など多数。
取材・文/鳥居優美 ・・ 》
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/87/6aaae07be6814242294ff144ba51d791.jpg)
今回、スマホ活用アドバイザーの増田由紀さんに導かれて、
《・・シニアのスマホ選び4つの注意ポイント・・》を多々学んだりした・・。
ここ10年近く、確かに電車に乗車すると、前の席に座った御方たちは、殆どスマホを見たり、
街中を歩けば、歩きながらスマホを見ながら歩いている。
或いは遊歩道を散策していると、周囲の景観も視ず、
季節のうつろう美景を無視し、歩きながらスマホを見ながら歩いている御方もいる。
2010年からスマートフォンの普及率は、急激に増加に伴い、
二宮金次郎さんの真似事をして、前かがみに歩く御方が多くなっている。
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私の同世代の男性が、お孫さんからスマホを教えられた結果、
たえず持ち歩いて、友達のような玉手箱だ、と私に絶賛している人もいる。
しかしながらスマホは、なんでも教えてくれるような魔法の玉手箱であるが、
果たしてねぇ・・と私はパソコンからの情報の一部だけで十分であり、
興味がなく、保有していなく、現在に至っている・・。
しかしながら外出先で、この世は予期せぬまさかの出来事に、
遭遇するかしもしれないので、スマホをお守り代わりに、
いつの日にか必要と思ったりしている。
こうした時は、緊急情報を知り、無力ながらも対処致したく、
やはりスマホのような情報機器が必要と思ったしている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/29/9ddb96699ff4243fe611004f0765fd2e.jpg)
やがて、いつの日にか体力の衰え、或いは大病となり、要支援、そして要介護と身となると思われ、
こうした時はスマホのような情報機器が必要と思ったしている。
何ごとも、程々に活用されれば・・と微苦笑している。