『 65歳からは要注意・・・“介護寸前”を示す「なにげないサイン」』、
と題された見出しを見たりした。
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。
こうした中で、私たち夫婦にとって難題は、
やはり晩秋期の不安は、いつの日にか、介護・要となり、
頼れる子供もいないので、在宅介護は難題と思い、やむなく介護施設にお世話になると思われる。
もとより私たち夫婦は、“介護寸前”の状況は、未知の世界なので、
真摯に学びたく、記事を精読した・・。
この記事は介護事業を運営する株式会社アテンドの代表取締役の河北 美紀さんの
書籍『身近な人の介護で「損したくない!」と思ったら読む本』(実務教育出版)より抜粋・再編集した
連載記事のひとつで、【 幻冬舎ゴールドオンライン 】に於いて、10月31日に配信され、
無断であるが記事を転載させて頂く。
《・・ 高齢者が要介護状態になることをできる限り遅らせることを「介護予防」といいます。
介護予防には、早期のアプローチが大切です。
もしも表れたら、地域包括支援センターへ相談したい「サイン」について、
河北美紀さんが解説する。
☆65歳以上の「こんなサイン」に要注意
65歳を超えると、徐々に心身の老化から、
気持ちが不安定になったり、外出をおっくうに感じるようになります。
親に「家から出たがらない」、「疲れやすい」、「小さな段差でつまづく」などの症状があったら、
地域包括支援センターへ相談に行きましょう。
要介護認定を受けていない高齢者でも、
必要なサービスが受けられるよう、さまざまな情報提供をしてくれます。
要介護認定を受けていない65歳以上の方は、
「介護予防・日常生活支援総合事業(一般介護予防事業)」の行う転倒予防教室や、
口腔ケア体操に通うことができます。
また、地域包括支援センターで地域のコミュニティも紹介してもらえます。
積極的な社会参加によって、家に閉じこもらず、
健康的で楽しい毎日を過ごすことができます。
地域包括支援センターに行ったら、「基本チェックリスト」を記入してみましょう。
その人にとって必要な介護予防項目を知ることができます。
もし生活機能の低下が見られた場合は、
「事業対象者」として「訪問型サービス」や「通所型サービス」を利用することができます
([図表2]参照)。
チェックリスト回答欄に「はい」、「いいえ」(0または1)の数字を記入していきます。
その結果、次のいずれかに該当するかを判定します。
●項目1~20の合計が10点以上(全5分野合計)
●項目6~10の合計が3点以上(運動機能合計)
●項目11~12の合計が2点(身長・体重測定合計)
●項目13~15の合計が2点以上(口腔機能合計)
上記のいずれかに該当した方は、
市区町村が提供する介護予防事業を利用できる可能性があります。
お近くの市区町村や、地域包括支援センターに相談してみましょう。
☆「介護予防」のためのサービスと日頃の心がけ
介護保険の「総合事業」とは
介護予防・日常生活支援総合事業には、
介護予防・生活支援サービス事業と一般介護予防事業の2種類があります。
それぞれの心身の状態に合った介護予防サービスが受けられますので、
要介護状態にならないよう現状維持・改善を目指し、積極的にサービスを活用しましょう。
☆☆ 生活の質を高める生活習慣 ☆☆
介護が必要になる原因の多くは、脳血管疾患、認知症、ロコモティブシンドローム、心疾患です。
こうした疾患を予防するためには、効果的な運動、社会活動、食事の栄養バランスが重要となります。
65歳以上の高齢者数は、2025年に3677万人となり、
日本の人口の30%を超える見込みです。
健康寿命を延ばし、生活の質を高めることが、日本全体の課題でもあります。
以下のことに気をつけて、日常生活を送ってもらうようにしましょう。
①睡眠時間を確保する
成人に必要な睡眠時間の目安は6~8時間ですが、
加齢とともに睡眠が浅くなります。
午前中に日光を浴び、食事時間を規則正しく、
寝室の室温や照明を調整するなどして、一定の睡眠時間を保つよう心がけましょう。
②適正体重を維持する
一般的に適正体重は、22×身長(m)×身長(m)で求められ、
年齢ごとのBMI(肥満や低体重の判定)は、70歳以上で21.5~24.9とされています。
高齢者の低体重は、筋力低下につながり、口腔機能や身体機能の低下のきっかけになります。
定期的に体重測定をしてリスクを回避しましょう。
③塩分を取りすぎない
高齢者の塩分摂取量は、1日6グラムが目安とされています。
高齢になると、腎機能が低下するためです。
日頃から減塩を心がけましょう。
成人男性は8グラム、女性は7グラムが目安です。
④アルコールを取りすぎない
高齢者の過度な飲酒は、健康寿命に影響し、
脳血管障害・骨折・認知症などを発症するリスクが上がります。
週に2日は休肝日をつくり、
飲む日でも缶ビールなら1本以下、食事と一緒にゆっくり飲むようにしましょう。
⑤他人と交流する
積極的に町内会や行事に参加することで、
会話の頻度が増え、日常生活にハリが生まれます。
また、自分の居場所や役割があると、生きがいを感じることができます。
⑥定期的に運動する
歩行などの身体活動は、寝たきりや死亡のリスクを減少させる効果があります。
約10分の歩行で、おおむね1,000歩となります。
毎日6,000歩を目標に、散歩を行いましょう。
⑦喫煙をしない
喫煙は呼吸器疾患の原因となり、肺や免疫系へ悪影響を及ぼす可能性もあります。
できることなら喫煙はさけましょう。・・ 》
今回、介護事業を運営する株式会社アテンドの代表取締役の河北 美紀さんの懇切丁寧な解説を
私は学び、多々教示されたりした・・。
そして私は何よりも認知症、心筋梗塞など恐れ、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。