夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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認知症進行予防のコツは「不安感の除去」と「成功体験の誘導」、77歳の私は学び、多々教示させられて・・。

2021-11-13 15:10:28 | 喜寿の頃からの思い

先程、ときおり愛読している【 マネーの達人 】を見ていたら、
【 認知症進行予防のコツは「不安感の除去」と「成功体験の誘導」
           必要な介護費用も知っておこう 】、
と題された見出しを見たりした。

 
私は東京の調布市に住む年金生活の76歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。
 
こうした中、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活を丸17年を過ごしてきた。

そして私は何よりも認知症、心筋梗塞など恐れ、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。


 
こうした心情を秘めている私は、
《・・認知症進行予防のコツは「不安感の除去」と「成功体験の誘導」・・》って、
どのようなことなのですか・・と思いながら、記事を読んでしまった。

この記事は、介護の世界に精通された第一人者の佐々木政子さんの寄稿文であり、
【 マネーの達人 】の『介護』に於いて、11月4日に配信され、
無断であるが、記事を転載させて頂く。

《・・
親が高齢になってくると心配なのが、認知症の発症です。

認知症にもさまざまな種類がありますが、程度によって目が離せないという時期もあります。

認知症にならないように、認知症予防のための習慣なども注目されている理由には、
認知症を発症してからの介護を見据えてのことも大いにあります。

そこで今回は、認知症と診断されても慌てないように、
認知症介護に必要な介護費用についてスポットをあてていきます。



☆認知症介護必要なお金は?

家族が認知症になり、介護が必要になると、お金がかかり、生活費に響いてきます。

金銭面の負担だけではなく、家族の労力という面でも、
介護休暇だけでは、在宅介護を支えることは難しくなるとも考えられます。

介護保険の介護サービスを限度額ギリギリまで利用することや
介護のために家族が転職や離職を余儀なくされるケースもあります。

認知症によって介護が必要になると、
どのようなことにお金がかかるのかを整理しておきましょう。

〇デイサービスやショートステイなどの介護保険サービスの利用

〇おむつや福祉用品などの日用品

〇ランニングコストの増加(水道光熱費)

〇家族介護にかかるガソリン代や交通費負担

〇その他

・ 介護離職や休暇取得が多くなる

・ 常時の見守り、付き添いという人手が必要になることの係る出費

・ 医療機関受診回数が増加

・ 服薬治療、服薬調整が細やかに必要になる

ランニングコスト(水道光熱費)や交通費などは、
お住まいの地域によっても大きく差がでるところですが、
介護費用として見落としがちになるポイントでもあります。

介護保険の介護サービス費用のほかにも、
家計には少なからず影響は及ぶということが考えられます。

介護する家族が、介護離職とならないように、
ここに挙げた費用を見込んで、今からできることは、
少しづつ準備しておくことをおすすめします。

☆認知症を進行させないコツ

いざという時に、少しでも家族の介護負担を軽減でき、節約できる暮らしをするためには、
普段から認知症予防を実践し、1日でも介護を必要としない日が、長くなることを目指しましょう

今、介護を必要としている状況にある方も、
これ以上認知症が進行せず、介護度が重くならないということが重要です。

認知症予防の本や実践できるドリル、リハビリ用具などさまざまありますが、
ここではお金をかけずにできる認知症進行予防のコツをお伝えします。

認知症の方や高齢者の方は、身体的な衰えや物忘れによって、
「今までできていたことができない」
「何かが違う」
という感覚から、不安感や喪失感を持ってしまいます。

そこで『不安感の除去と成功体験の誘導』という考え方で接するというコツがあります。



☆不安感の除去と成功体験の誘導☆

不安の除去は、認知症介護では鉄則です。

認知症の診断がついていなくても高齢者の方に安心感や、
「できる」という感覚を持ってもらうことは、認知症予防につながります。

具体的な接し方を2つご紹介します。

(1) 今までできてきたことが継続できるための手助け

   例)膝痛のため仏壇の水を取り替える日課が難しくなってきたとき。   
      → お盆をのせることができるタイプの歩行器を利用して、
       日課が継続できるように配慮する。

(2) 失敗しないような先回り支援

例)受け答えがうまく出来なくなっている方、誕生日はいつか、
  年齢は何歳かなどについて思い出すことができない場合。(※認定調査などの場面以外)

     → そばにいる人が「昭和・・・」まで声がけをしてあげると、
      続きを流れで、正確に答えられることがあります。

いずれの場合も「できる」ということを周囲が褒める、
認めるという態度で接するのが効果的です。

声掛けが大切


☆家族だからできる応用編☆

安心感や満足感、さらには役割を得ることで
認知症の方の「戸惑い」や「混乱」が打ち消され、
症状として出ている徘徊や聞き返しなどが、おさまる効果が期待できます

 

これらの関り方の手法は、慣れてくるとさまざまなシチュエーションで活用できます。

・ 洗濯物を畳む際に手順をさりげなく見せてみる

   → 模倣により「畳むことができる」

・ 箸の他にフォークも添えてみる

   → 見て自分で道具を選択「食べることができる」

・料理の味付けを聞く、手伝ってもらう

   → 教える「家族の役に立つ、自分の存在意義の確認」

家族だからできる、さりげない支援こそが、効果的で持続可能な認知症予防になります。



☆0円介護を目標に

認知症介護が必要になっても、必要な介護費用を知っておくことは
大きな安心感につながります。

また、ちょっといつもと違うかなと感じたときは
早めに「物忘れ外来」や主治医の先生に相談するようにしましょう。

本人の受診が難しい場合には、お近くの介護の窓口に相談することも有効です。

初めはどうしてよいかわからないのが、認知症介護です。

これからの認知症介護の道しるべとなってくれることでしょう。

介護保険を使って介護サービスを利用する以外にも、
家族にできる0円介護に目を向けて、介護費用節約を心がけていきましょう。

         (執筆者:現役老人ホーム施設長 佐々木 政子)‥ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 
 
 

今回、介護の世界に精通された第一人者の佐々木政子さんの寄稿文に導かれて、
特に《・・認知症進行予防のコツは「不安感の除去」と「成功体験の誘導」・・》、
私にとっては未知の世界であったが、懇切丁寧に綴られた寄稿文を読み、多々教示された・・。

果たして、いつの日にか認知症に遭遇するかもしれないが、
もしも家内が認知症の初期になってしまい、私が気付いたら、
今回学んだ進行予防のコツは「不安感の除去」と「成功体験の誘導」、
ひとつひとつ思い浮かべて実践するのが、夫の私は役目だ、と思い深めたりしている。
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