『「要介護」に認定される基準とは?  目安は「と・ふ・あ・き・た」。
      「要支援」「要介護」の違いも詳しく解説! 』、
と題された見出しを見たりした・・。

私は東京の調布市に住む年金生活の77歳になる身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。

こうした中で、私たち夫婦にとって難題は、
やはり晩秋期の不安は、いつの日にか、介護・要となり、
頼れる子供もいないので、在宅介護は難題と思い、やむなく介護施設にお世話になると思われる。

もとより私たち夫婦は、介護に関する実態は、
我が家より遠い地に住む家内の母以外は未知の世界なので、
今回の《・・「要介護」に認定される基準とは?  目安は「と・ふ・あ・き・た」・・》って、
どのようなことですか、と思いながら、記事を精読した・・。



この記事は、女性の有力な公式サイトの【 婦人公論.jp 】に於いて、
11月8日に配信され、無断であるが記事を転載させて頂く。


《・・ 災害や事故、介護や相続など、人生には不測のトラブルや、避けられない困難が訪れます。
とはいえ、気軽に聞ける弁護士や税理士が身近にいるとは限りません。

専門的な知識を得ることで、冷静な判断で被害を減らしたり、
計画的に備えたりすることができます。

ジャーナリストとして長年さまざまな現場を取材しているファイナンシャルプランナーの鬼塚眞子さんに、
暮らしに役立つ豆知識を聞きました。

第4回は「介護保険制度について」。

40歳から引かれ始める介護保険料、どのように利用できるのでしょうか?

☆65歳未満でも介護保険の対象となる条件は

将来、ご自身が介護状態になることを心配される方は、多いのではないでしょうか?

でも、どんな状態になれば、「要介護」になるのか、
具体的にはよく分らないものですよね?

20年以上前までは、健康上の不安を抱えると、
親族に身の回りの世話をしてもらう「家族介護」が主流で、
介護施設に入れようものなら「親を捨てた」と
陰口を叩かれる風潮も少なからずありました。

しかし、今は女性の社会進出も増え、負担が増えたことを受けて、
社会全体で介護を支えることを目的に設立されたのが「公的介護保険制度」です。

「家族介護」では、介護を受ける人の年齢は関係ありませんが、
公的介護では、被保険者(介護保険制度の給付の対象者)の年齢を2つに区分しています。

(1) 65歳以上の方(第1号被保険者)と
(2) 40~64歳の医療保険加入者(第2号被保険者)で、
  第1号被保険者の方は、原因を問わず要支援・要介護状態となったときに申請が可能。

  一方第2号被保険者の場合は、末期がんや関節リウマチ、老化などによる
  16種類の特定疾病が原因で要支援・要介護状態になった場合に
  申請できるという大きな違いがあります。  
  (略)

 




☆「要支援」と「要介護」の違い

ここで気になるのが「要支援」、「要介護」ですが、どんな状態をいうのでしょうか。

「要支援」、「要介護」は法律で定められ、厚労省はHPで次のように明記しています。

 (略)

「要支援」には「要支援1」と「要支援2」の2段階があり、
「要支援1」の方が「要支援2」より介護度は軽く、
「要介護」は「要介護1」から「要介護5」まで5段階に区分され
数字が大きいほど介護度が高くなっています。

要支援1から要介護5までご覧になって、共通要素があることにお気づきでしょうか?

それは“足=歩く”です。

要支援1・要支援2から見ていきましょう。

【表】一目でわかりやすい! 介護認定の仕組みと手順

要支援1は、「立ったり、起き上がりが不安定」、
要支援2は、「立上がりがスムーズにできなかったり、立つのが安定していない」とあります。
要支援は、足元がおぼつかないことから始まるというわけですね。

要介護は、どうでしょうか。
要介護1は、「立ち上がりや歩行などに、不安定さが見られることが多い」、
要介護2は、「立ち上がりや歩行などが、自力ではできない場合が多い」、
要介護3は、「立ち上がりや歩行などが自力ではできず、介護を必要とする状態」。
要介護4は、「歩行、入浴や排泄、衣服の着脱などに、全面的な介助」、
要介護5は、「歩行や両足での立ったままの姿勢をキープすることもできない」と、

要介護でも要支援同様、すべてにおいて“足=歩く”の状態が、
盛り込まれていることがお分かりかと思います。

では、「歩く」以外の要素には、何があるのでしょうか?

要介護1から、排泄やら入浴が、要介護3になると、衣類の着脱が、
要介護4は、食事といった日常生活要素が複数加わっていき、
要介護5になれば、排泄も入浴も衣類の着脱も食事を取るのも
すべて人の世話=介護を受けることになります。

つまり、介護保険制度は、歩く、排泄、入浴、衣服の着脱、食事に関して
介護を必要とする人の制度と捉えることができます。


☆「介護はと・ふ・あ・き・た」

でも、もっとすっきりイメージを掴みたくはありませんか?
そんな方には「介護はと・ふ・あ・き・た」と覚えてみるのはいかがでしょうか?

どういうことか、説明していきましょう。

「と・ふ・あ・き・た」とは、
「トイレ(排泄)・風呂(入浴)、歩く・衣類の着脱(着る)、食事(食べる)」
の頭文字を取って覚えやすいように、オリジナルで考案したものです。

介護保険制度は、歩く、排泄、入浴、衣服の着脱、食事に関して介護を必要とし、
「あ=歩く」がベースになっていることから、
「あ」+「トイレ」あるいは、
「あ」+「風呂」の要素が増えていき、
最後は「と・ふ・あ・き・た」すべてが介護を必要とするもので、
介護というのがどういう状態かよく分らなくても、
「と・ふ・あ・き・た」に支障をきたすこと、と覚えておかれると理解しやすいかと思います。

ちなみに「歩く」に関しては、
要介護3で「車イスを利用する」とイメージしておけば介護度の目安になります。
 (略)


介護度に応じて、さまざまな介護保険サービスを受けることができる。

介護保険サービスを受けたい、あるいは相談したいなら、
窓口は、市区町村の介護保険課か地域包括センターに相談することとなります。
本人あるいは親族が相談しても大丈夫です。

認知症の場合も公的介護サービスが受けられますが、
単にもの忘れがひどくなったというのではなく、もの忘れがひどくなったことで、
日常生活に支障をきたすというのが目安になると思います。

認知症を疑う場合、かかりつけの医師に相談したり、
心療内科、脳神経外科などを受診したりするのもいいですが、
「もの忘れ外来」などの認知症の専門医に受診すると、事例を多く扱っているので、
本人の扱いにも慣れ、介護をしている親族にも寄り添ってくれて良かったという実例もあります。

どんなふうに介護度が進行するのかは、一人一人によって違います。
また長期にわたる場合もあります。いずれにせよ、早めの相談をお勧めしたいものです。・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 
 
 

今回、ジャーナリストとして長年さまざまな現場を取材しているファイナンシャルプランナーの鬼塚眞子さんの寄稿文より、
多々教示されたりした・・。

そして「要介護」に認定される基準、 目安は「と・ふ・あ・き・た」、
「トイレ(排泄)・風呂(入浴)、歩く・衣類の着脱(着る)、食事(食べる)」と学びながら、
たとえ体力も衰えても、人としての日常生活の基本だよねぇ・・、と改めて感じ深めたりした・・。


私は年金生活を丸17年過ごしてきた中、
もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、過ごしてきた。

そして私は何よりも認知症、心筋梗塞など恐れ、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。



こうした中で、
70歳の頃から体力の衰えを実感し、
時折もの忘れもあり、独り微苦笑をしたりしている。

過ぎし日に、厚生労働省の公表によると、2016(平成28)年時点で、
日本人の健康寿命は、男性が72.14歳、女性が74.79歳と推計され、
平均寿命と健康寿命の差は、男性約9年、女性約12年と報じられている。


もとより「健康寿命」は、日常的に介護を必要としないで、
自立した生活ができる期間であり、
私は今年の9月で、満77歳となり、何んとか男性の健康寿命には、
何とか乗り越えている、
と思ったりする時もある。

しかしながら私の友人、知人の7人は、すでにあの世に旅立っているし、
或いは私より8歳ご年配の知人は、心身溌剌とされている御方もいて、
あくまで健康寿命も男性の平均であるよなぁ・・と思ったりしている。



介護に関して、私は要支援の範囲であるならば、自宅介護をするつもりであるが、
やがて、いつの日にか・・トイレまで間に合わないことがあった時は、
こうした後片付けを愛妻にさせるいたたまれず、
いさぎよく何かと制約の多い介護施設にお世話になる時だ、思い深めている。

果たして・・介護・要になる時期は、もとより日頃の自助努力は肝要であるが、
こればかりは神様か仏様の采配により・・と思い重ねている。