夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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良き介護生活の進路を左右するケアマネジャー、6つの要注意ポイント、77歳の私は学び、多々教示されて・・。

2021-12-20 15:12:19 | 喜寿の頃からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 介護ポストセブン 】の『暮らし』を見ている中で、
『 「こんなケアマネはチェンジを!」6つのNGポイント
             本音座談会に学ぶ介護成功の秘訣 』
と題された見出しを見たりした。

こうした中で、私たち夫婦にとって難題は、
やはり晩秋期の不安は、いつの日にか、介護・要となり、
頼れる子供もいないので、在宅介護は難題と思い、やむなく介護施設にお世話になると思われる。

もとより私たち夫婦は、介護に関する実態は、
我が家より遠い地に住む家内の母以外は未知の世界である。

しかしながら、私が糖尿病の予備軍で通院している内科専門病院の医院長より、
『いつの日にか・・要支援、介護要になってしまった時、
何かと良き介護生活の進路を左右するケアマネジャーの存在が多いので、
ケアマネジャーを選定する時は、慎重にされた方が・・』
と私が信愛している医院長から、アドバイスを頂いたりした。



このようなことを学んできたので、
今回の《・・「こんなケアマネはチェンジを!」6つのNGポイント・・》って、
どのようなことですか、と思いながら、記事を精読した・・。


この記事は、『女性セブン』の2021年12月9日号に掲載された記事で、
関連の【 介護ポストセブン 】の『暮らし』に於いて、12月17日に配信され、
無断であるが、記事を転載させて頂く。

《・・ 
ある日いきなり当事者となるかもしれない介護。
自分が介護される側に限らず、親や夫を介護することになる可能性もある。

右も左もわからないとき、支えとなるのがケアマネジャー(介護支援専門員 以下、ケアマネ)だ。

お互いに歩み寄らなければわからないケアマネの本音には、介護のヒントが隠されていた。
ベテランケアマネ4人による本音座談会から学ぶ、ケアマネ選びのヒントを紹介する。



☆いい介護生活はケアマネの腕しだい

関西地方で老親を介護する40代女性が、不安そうに語る。

「母の介護が始まってから、ケアマネさんのお世話になっていますが、
正直、介護にまつわる相談をどこまで聞いてもらえるのか、よくわからなくて・・・。

相性がよくなければ、変えていいとも聞きますが、本当にすんなり変えられるのでしょうか。
介護を初めて経験する私たち家族にとって、
専門的な知識を持つケアマネさんは頼みの綱なので、
どう接していくのが正しいのか、気になるところです」

高齢化の進行とともに、介護を担う家庭が増えるなか、
ますます重要な存在になっているのがケアマネの存在だ。



介護評論家でケアタウン総合研究所代表の高室成幸さんはこう話す。
「ケアプランの作成や事業所との調整を担当するケアマネは、
利用者とサービスの“つなぎ役” “調整役”であり、利用者と家族の相談相手です。

利用者や家族の悩みや要望に耳を傾け、介護の希望を引き出せるかどうかは、
ケアマネの腕しだい。

どんなケアマネと出会うかによって、
いい介護生活を送れるかどうかの、大きな分かれ道となり得ます」

→ケアマネジャー(介護支援専門員)の役割と選び方|ケアマネをどう選ぶかで介護は変わる

 
介護の成功や失敗の分かれ道は一体どこにあるのか。
4人の現役ケアマネたちに本音を聞いた。


■座談会に参加してくれたベテランケアマネ4人

●A子さん:45歳。ケアマネ歴12年。
     無理解な市役所の福祉課担当者と、利用者との板挟み状態が現在のいちばんの悩み。

●B男さん:53歳。20年以上のケアマネ歴のある大ベテラン。
     高齢者施設の職員だった経験を持つ業界のエキスパート。

●C郎さん:59歳。ケアマネ歴18年。
     事業所の代表を務めており、日々、多くの利用者や家族からの相談に向き合っている。

●D恵さん:62歳。ケアマネ歴20年。
     以前は医療関係の仕事に就いていた。介護支援専門員連絡会の会長を務めた経験も。


☆「こんなケアマネは“チェンジ”しなさい」ベテランケアマネ座談会

まずはケアマネの資質について。
利用者や家族は、どんなケアマネを選ぶのが正解だろうか。

A子 
  ケアマネの当たり、はずれはありますよ。
  ケアマネのせいで、適切な支援を受けられなくて、
  利用者の認知症が進んだり、寝たきりになる恐れがある。
  優秀なケアマネと巡り会えるかどうかで、介護は天国にも地獄にもなります。

B男 
  利用者や家族の話を、じっくりと聞かないケアマネはダメですね。
  どのような手伝いが必要なのか、希望を聞き出す前に、
  「お風呂に入れないなら、デイサービスにしましょう」などと
  一方的に意見を押しつけてくるケアマネは避けるべきです。

  すぐ「こういうサービスにしましょう」と言ってくる人は、
  自分の価値観で動きたいだけでしょう。

C郎 
  確かに、利用者や家族にしゃべる隙を与えず、
  自分の話ばかりするケアマネはいますね。
  利用者側が言いなりのようになってしまう。

話を聞いているケアマネと利用者のイメージ写真
話をしっかり聞いてくれるケアマネかどうかを見極めたい(写真/pixta)


D恵 
  介護保険やサービスは、想像以上に複雑。
  利用者が納得できるまで、仕組みについて、
  説明してくれないケアマネは避けるべきです。

  優秀だと思うのは、助言や提言をする際に、複数の提案ができるケアマネ。
  1つの提案だけでは、命令しているのと変わりません。

A子 
  なかには、「家族の支援は、ケアマネの仕事ではない」と考えている人もいます。
  考え方は、人それぞれですが、困っている家族の話を聞いて、
  救いの手を差し伸べることも、ケアマネの大切な仕事だと私は思います。

D恵 
  その通りです。
  以前、介護をまっとうするために、仕事を辞めようとしていたご家族がいたのですが、
  「私たちが、親御さんを日常的に支援するので、
  仕事は辞めず、その代わり、いざというときは支えてあげてください」
  と引き留めたことがあります。

  家族の負担が大きいと、いい介護ができているとは、言い難いですから。

C郎 
  注意したいのは、やたらと自分の事業所のサービスを押しつけてくるケアマネかな。
  利用者や家族は、自分の目でサービスを確かめたい意向なのに、
  「このサービスを使った方が話が早いから」と耳を貸さず、
  サービスをゴリ押しするケアマネは実際にいます。

A子
  自分の事業所を使うと、賞与にも反映されたりする、という話も聞きますからね。


B男 
  話を聞かないケアマネは、もちろん問題ですが、
  やたらおせっかいなケアマネも危険。

  少し足取りがおぼつかなくなると、「車いすを使いましょう」とすぐにすすめる人。
  “転ばぬ先の杖”で気を回しているつもりでしょうが、
  そのせいで、筋力が弱って本当に歩けなくなってしまう。
  これは“優しい虐待”です。

C郎 
  私もそう思います。
  ケアマネの仕事は、間接援助であり、直接的な介護や看護は、できません。
  だからこそ、利用者の一面だけを見て、
  “それならこれが必要でしょ”と一辺倒なケアプランを組み立てる人には、注意すべき。

  介護サービスで、料理を作ってもらうのも確かに便利だけど、
  利用者が手先を使わなくなったことで、できないことが増えてしまう恐れもある。

  ケアマネは単なる御用聞きではなく、
  利用者の将来のため、意欲や自立心をどう引き出すかを考慮すべきです。

D恵 
  私は社会資源、デイサービス、ヘルパー、訪問看護の見極めができるのが、
  いいケアマネだと思います。

  ケアマネは介護職ですが、高齢化が進んだいまは、
  終末期まで見越して、医療にも精通したケアマネが望ましい。

  そういう意味で、福祉系大学出身のケアマネは、
  幅広い知識を身につけていて、優秀な人が多いと感じます。

A子 
  ただ、“口コミ”では、評判がいいケアマネでも、相性が悪いこともある。
  利用者には、選ぶ権利がありますから、がまんせず変えた方がいい。

C郎 
  ケアマネ本人に、面と向かって言わなくても、
  そのケアマネが所属する事業所や地域包括支援センター、
  自治体の窓口などに相談すれば、“チェンジ”できます。

  ただ、ダメなケアマネほど、「ケアマネは変えられる」という説明をしないことがある(苦笑)。


☆いいケアマネが育たない問題点も

介護保険がスタートして20年あまり。
当初は「“介護職すごろく”の上がり」と称されるほど恵まれていたケアマネの地位は、
ここ数年、下降気味だと高室さんは心配する。

「介護現場の処遇改善が進む中、夜勤のないケアマネは、手取りが増えない。
条件がいい別の事業所へ転職しても、
そこでは新人扱いとなるため、思うように給与は上がりません。

事務的な作業だけでなく、高度なコミュニケーション能力も求められることから、
せっかくケアマネ試験に合格しても、“現場の方が気楽でいい”と、
あえてケアマネにならない人も増えてきた。

ケアマネの社会的評価を上げて、報酬も現在の1・5~2倍に増やすくらいでなければ、
目指す人も増えないし、レベルの高い人材が育ちません」


☆こんなケアマネに要注意 NGポイント【まとめ】

●家族の話をじっくり聞かない

●提案が1パターンしかない

●「家族の支援は、ケアマネの仕事ではない」と考えている人

●自分の事業所のサービスを押しつけてくる

●利用者の一面だけを見て、一辺倒なケアプランを組み立てる人

●「ケアマネは変えられる」という説明をしない人

☆教えてくれた人

ケアマネ歴20年クラスのベテランケアマネ4名(匿名)

高室成幸さん/介護評論家・ケアタウン総合研究所代表 ・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 
 


今回、良き介護生活の進路を左右するケアマネジャー、6つの要注意ポイント、
77歳の私は学び、多々教示されたりした・・。

或いは私がまったく知らなかったことは、
《・・いいケアマネが育たない問題点・・》を学び、震撼させられたりした・・。

《・・
介護介護保険がスタートして20年あまり。
当初は「“介護職すごろく”の上がり」と称されるほど恵まれていたケアマネの地位は、
ここ数年、下降気味だと高室さんは心配する。

「介護現場の処遇改善が進む中、夜勤のないケアマネは、手取りが増えない。
条件がいい別の事業所へ転職しても、
そこでは新人扱いとなるため、思うように給与は上がりません。

事務的な作業だけでなく、高度なコミュニケーション能力も求められることから、
せっかくケアマネ試験に合格しても、“現場の方が気楽でいい”と、
あえてケアマネにならない人も増えてきた。

ケアマネの社会的評価を上げて、報酬も現在の1・5~2倍に増やすくらいでなければ、
目指す人も増えないし、レベルの高い人材が育ちません」
・・》



そして昨今、ケアマネジャーより私たち利用者の立場の中には、
傲慢な言動をする御方がいる、と私は学び動顛したりした。

たとえば、ケアマネよりネットの情報を信用する人、
家族が自分たちの意見を主張しすぎる、
家族が専門スタッフの意見を聞こうとしない・・

私も介護要になってしまった時、せめてケアマネジャー、施設のスタッフなど、
気を付けて、明るく応対したいなぁ・・
もとより態度が悪ければ、私自身の人格を疑われねよなぁ・・と思い馳せたりしている。

コメント (2)
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