先程、ヤフー・ジャパンより配信されたニュースを見ている中で、
『 医療や介護の現場から「床ずれ」がなくなる未来!
東大の褥瘡治療用振動器 』、
と題された見出しを見たりした。
私は東京の調布市に住んでいる年金生活の77歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。
寝返りをしたりし、安楽に過ごしたりしている・・。
いつの日にか、長期に入院して、難病で寝返りも出来ない状態の場合、
或いは私の人生の末期に、寝たきりのような状態になってしまった時、
困苦すると思われる。

こうした根底には、過ぎし3年前に私の知人が不運にも大腸を悪化され、
60日前後入院して、この間に私はお見舞いに行ったした。
知人は、平素は我慢強いと私たちグループの中で感じてきた知人が、
別れ際に、『寝返りが打てなくて、床ずれで、困ったょ・・』、
と心痛な声で私に言ったりした。
このような深情を秘めている私は、
《・・医療や介護の現場から「床ずれ」がなくなる未来!・・》、
確かな朗報と思いながら、記事を読んでしまった。

この記事は、齊田興哉( さいだ・ともや)さんの寄稿文であり、
無断であるが記事を転載させて頂く。
《・・
医療、介護の現場では、「床ずれ」は悩ましい問題だろう。
症状が悪化し、深刻になればなるほど、
患者さん、介護されているかたの負担は、想像を超えたものになる。
【画像】褥瘡治療用振動器「リラウェーブ」の「床ずれ」の治療に関するメカニズム
そんな中、東京大学は、この床ずれの治療を可能にする装置を開発。
マウスなどの実験を経て、この装置の開発に至ったようだ。
今回は、そんな話題ついて、紹介したいと思う。
東京大学の褥瘡治療用振動器「リラウェーブ」とは?
床ずれとは、医学用語で、褥瘡(じょくそう)という。
装置名には、この褥瘡という言葉が使われるが、
本文では、わかりやすく床ずれという表現を使うことにしたい。
床ずれは、長時間、同じ姿勢で寝たままの状態や、座ったままの状態が続くことで、
布団や車椅子などと皮膚が触れて、その皮膚が圧迫され、
血行が悪くなることで起こる症状のことだ。
他にもさまざまな原因があるようだが、症状が悪化すると、
その皮膚の組織が壊死してしまうこともある。
寝たきりの状態の患者さんや介護されているかたは、
どうしても床ずれというものを回避することが難しいのが、実情だろう。
そんな中、東京大学は、褥瘡治療用振動器「リラウェーブ」という装置を開発した。
同装置は、マツダマイクロニクスと共同で開発されたもの。
リラウェーブは、簡単に持ち運びもでき、操作も簡単な点が特徴だ。
リラウェーブの仕組み では、どのように床ずれを治療するのだろうか。
リラウェーブは、47Hzの振動を発生。
エアマットレスなどを通じて、身体へ振動を与えて、
筋肉や皮膚、自律神経などを刺激する。
これにより、血行が促進され、床ずれの原因である血行不良を解消することができるのだ。
また、リラウェーブは、コントローラが付いている。
振動の強さ、パターンがそれぞれ4つが準備されていて、
患者さんや介護されるかた自身が、最も気持ちよい条件に調節することも可能だ。
では、実際のところリラウェーブによって床ずれは、改善されたのだろうか。
1日3回、15分の加振をリラウェーブによって、被験者に行った実験では、
床ずれの改善が見られ、6回の加振で、症状が軽い床ずれが完全に消滅したケースもあったという。
いかがだっただろうか。
この東京大学が開発したリラウェーブは、特に患者さんや介護されているかたが
起き上がったり、なにか特別なことをすることなく、
装置からの振動による刺激を寝た状態で受けるだけで、床ずれが改善されるというもの。
おそらくこのような研究が進み、医学とテクノロジーがうまく結びつくことで
「床ずれ」という症状は失くなる、そんな未来も近いかもしれない。
齊田興哉( さいだ・ともや) 2004年東北大学大学院工学研究科を修了、工学博士。同年、
宇宙航空研究開発機構(JAXA)に入社し、2機の人工衛星プロジェクトチームに配属。
2012年日本総合研究所に入社。官公庁、企業向けの宇宙ビジネスのコンサルティングに従事。
現在は、コンサルティングと情報発信に注力。
書籍に「宇宙ビジネス第三の波」、「図解入門業界研究 最新宇宙ビジネスの動向とカラクリがよ~くわかる本」など。
テレビ、新聞、Webサイト、セミナー・講演も多数。・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

多々教示させられたりし、確かな朗報だ、と心の中で呟(つぶや)いたりした。
少子高齢化の社会の中、人生の終末期に、殆どの御方が、
ベットか布団の中で過ごされる中、『床ずれ』の難題が解消されれば、
少しは安楽な期間が過ごせるだろう・・思い馳せたりした。
こうした思いを馳せると、
《・・東京大学は、褥瘡治療用振動器「リラウェーブ」という装置を開発した。
同装置は、マツダマイクロニクスと共同で開発された・・》、
英知のたまものに敬意を表して、総理大臣と連名で文部科学省か厚生労働省のどちらかの大臣が、
特例として、国民特別貢献証を東京大学とマツダマイクロニクスに・・と私は夢想したりしている。