夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

寒の内この時節、77歳の私が、心の中で唄うふたつの歌、思い馳せて・・。

2022-01-20 13:18:01 | 喜寿の頃からの思い
私は東京の調布市に住む年金生活の77歳の身であるが、
今朝、ぼんやりとカレンダーを見ると、『大寒』と明示されていた。

やがて天気情報を見ると、朝の6時は、マイナス2度、昼下がりは7度前後、
夜の6時は5度前後・・冬晴れのおだやかな一日となります、
と報じられていた・・。

今朝は、何かと鈍感な私でも、今年一番の寒い朝と感じたので、
やはり『大寒』だよねぇ・・と心の中で呟(つぶや)き、微苦笑したりした・・。



この時節は、過ぎしの5日に『小寒(しょうかん)』を迎え、寒さの始まりの『寒の入り』と伝えられ、
この頃から寒さは厳しくなり、そして本日の20日には『大寒(だいかん)』を迎えて、
一年で最も寒い時期と古来から伝えられている。

そして『小寒』から『大寒』までの15日間、
その後の『大寒』から2月4日の『立春(りっしゅん)』までの15日間の合計30日間を『寒の内』と
古人から長らく伝えられてきている。

もとより『小寒』、『大寒』そして『立春』の『寒の内』は、
旧暦であるので、今の暦に於いては2月中旬頃から始まると思われるが、
私の住む地域でも、寒い時節となる。

こうした中、私は自宅の周辺を散策して、冬晴れの中、落葉樹の冬木立に見惚れたり、          
ときにはこの地域でも小雪舞い降る時もある。

          
      
 ☆ 過ぎし4年前、小雪が降った ☆


こうした時、私は何故かしら『冬景色』の歌を心の中で唄ったり、
人影のいない遊歩道の中で、かぼそい声で『冬景色』を唄ったりしているのが、
定年後の年金生活の中で多くなっている。
http://www.youtube.com/watch?v=r3sZKBnr6t4
【『冬景色』 作詞・作曲 不詳  文部省唱歌、唄・芹 洋子、合唱・東京放送合唱団 1984/1 放送 】

私の幼年期、私の住む地域でもこの当時は、
田畑が広がり雑木林もある緑豊かな農家の児として育ち、私は心のふるさとの限りない情景として、
齢を重ねるたびに愛惜が深め、このような深情を秘めているひとりである。



この歌は、1913年(大正2年)に刊行された『尋常小学唱歌 第五学年用』が初出と知られているが、
作詞はどなたが創られた不明であるので、この創られた御方に心を寄せたりし、
ときおりこの歌を聴いたりすると、どなたが歌っても、私は涙ぐんでしまう時が多い・・。

遠い幼年期を想いださせるのか、
或いは失ってしまった純粋な心を甦(よみがえ)させようとする
もうひとりの自分に哀歓を寄せているのかは解らない。

何より、この作詞の日本語は、はかなく美しい。

私は詩の世界は、恥ずかしながら理解する素養はないが、
声により唄いつながれて行く言葉の結晶である作詞の世界は、少しは解るつもりである。




 
こうした中、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活を丸17年を過ごしてきた。


そして私は何よりも認知症、心筋梗塞など恐れ、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。

私の住む世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅みの地域は、
この三寒四温の時節は、冬晴れに恵まれることが多い・・。          

こうした中で、容姿は制服のようになった冬の長袖のスポーツシャツの上に、カーデンガン風のフリースを着て、
冬の長ズボン、そして冬の帽子を深くかぶり、ウォーキング・シューズで足元を固め、
そして紳士バックを園児のように斜め掛けにして、颯爽と歩いたりしている。

しかしながら天上の気候の神々が、御機嫌が悪い時は、
北風が吹き、寒さが増すので、やむなく防寒着を着込んで、歩いたりしている・・。

そして体力の衰えた私は、人生は気合いだ、と自身を叱咤激励をしたり、
或いは夏の暑さを思い浮かべて、 足早に歩いているのが実情である。



こうした時、ときおり  ♪しあわせは 歩いてこない  だから歩いて ゆくんだね・・ 
何かと単細胞の私は、1968年(昭和43年)の頃に流行(はや)った
【『三百六十五歩のマーチ』の歌を心の中で唄い、歩く時もある。

このように私は、水前寺清子さんが唄った『三百六十五歩のマーチ』の歌に、
ときおり叱咤激励されて、 何とか健康寿命の範囲にいられるので、
作詞された星野哲郎さんに感謝をしながら、
私にとっては『三百六十五歩のマーチ』の歌は、心身のビタミン剤だ、
と思いを深める時もある。



やがて『立春』の2月4日を過ぎ、この後の女の子が全国民から祝杯される
3月3日のひな祭りと称される『桃の節句』を迎えて、
英語に何かと苦手な私でも、『Spring has come (スプリング・ハズ・カム)』、
と心の中で呟(つぶや)いたりしている。

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