『 運動には がん予防効果がある 1日15分でもコツコツと続ける 』
と題された見出しを見たりした。
私は東京の調布市に住んでいる年金生活の77歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。
こうした中で、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活を丸17年を過ごしてきた。
そして私は何よりも認知症、心筋梗塞など恐れ、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。

こうした中で、何かと気弱な私は、がんにも遭遇しないでほしい、
と念願している。
私の父は、私が小学2年生の時に肝臓を悪化して病死され、
この後、3か月後に祖父が胃がんで亡くなり、
やがて私が53歳の時に、母を婦人系のがんで死去されたりしてきた。
或いは私の知人が大腸がんに遭遇して、入院先に私は見舞いに行った時、
何かしら激しい痛みで苦痛を浮かべて、私は震撼させられたりした・・。
こうした深情のある私は、今回の《・・運動には・・がん予防効果がある ・・》、
真摯に学びたく記事を読んだりした・・。
この記事は、すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパートの
中川恵一・東大医学部附属病院放射線科准教授の連載寄稿文のひとつで、
【 日刊ゲンダイヘルスケア 】に於いて、1月22日に配信され、
無断であるが、記事を転載させて頂く。

《・・肝炎や肝臓がんのリハビリに、体操を。
そんな取り組みを続けているのが、久留米大の研究チームです。
タオルを使った運動やスクワットなど15分ほどでできる内容で、
週1回患者を集めて行っているそうです。
筋肉は、第2の肝臓といわれ、
肝臓がんの人のうち筋肉がある患者と衰えた患者を比べると、
ある患者の方が長く生きることが分かっています。
チームはそこに着目し、「肝炎体操」と名づけた体操を取り入れているそうです。
久留米大の取り組みは、肝炎や肝臓がんなど病気を発症している人が対象ですが、
病気になっていない人も、ぜひ運動を生活に取り入れてほしい。
細切れの運動でもよく、最近発表された台湾での研究によると、
毎日15分の運動でも、がんや心筋梗塞などの予防になり、
死亡数が14%低下し、平均余命が3年延びることが分かりました。
がんを心配する方は、食事を気にします。
欧米の高脂肪食は、大腸がんのリスクで、
逆に野菜や果物などに含まれる食物繊維やビタミン類は、
がんの抑制にかかわっていますが、食べれば食べるほど、
がんが減るわけではありません。
つまり、月並みですが、食事はバランスが大事です。
その点でいうと、運動はやればやるほど、がん予防につながります。
1日15分より、1時間の方が、週に1回より、毎日の方が効果的です。
私も毎朝、仕事の前にジムで汗を流しています。
特に男性では、大腸がんや肝臓がん、すい臓がんは、活動量が増えるほど発症リスクが低い。
WHO(世界保健機関)や米国のガイドラインで、
1日30分、週5日以上の運動が推奨されるのは、
運動が健康維持のカギであることに、ほかなりません。
「健康日本21」が勧める1日30分以上、週2回以上は、国際的にみるとかなり控えめ。
もっと積極的に運動してほしいと思います。
運動が、なぜがんを予防するのか、詳しいメカニズムは解明されていませんが、
スウェーデンの研究結果が興味深い。
手術で肥満を改善した糖尿病患者と重度の肥満と糖尿病がある患者に分けて、
21年間(中央値)追跡。
すると、肥満を改善すると、がんの発症リスクが37%低下。
さらに肥満と血糖コントロールの両方を改善すると、がんの発症が60%減少することが分かりました。
運動も、肥満と糖尿病の改善に貢献するので、この研究結果は注目でしょう。
ただし、激しい運動は、活性酸素を増加させるため、逆効果に。
ウオーキングなど適度な運動を、毎日続けることを心掛けてください。 ・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

そして《・・1日15分でも・・コツコツと続ける・・》と学び、
77歳の体力の衰えた私でも、朗報かしら、と微笑んだりした。
私はあと3年で、生かされれば