その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

さつきの空(やませ)

2009-05-16 20:15:15 | 暮らし
そろそろ夢屋庭園の花の紹介も限界に近いと思いつつ…『どうたんつつじ』を

             

4月4日に水に浸漬し、芽出しした種籾は、2週間後種まきし、

             

ビニール温床の中で、約一週間でチロチロと緑色になり、さらに3週間の散水とビニール開閉による
温度管理や肥培管理で、

             

後は、田植えを待つばかりの緑濃い健全な苗に育ちました。
今朝は冷え込み、朝日の中の「吾妻山系」の山々が、薄っすらと白く光っています。
高い山に雪が舞ったのでしょう。目を東側の奥羽山系の山々に転じますと、

             

どんよりとした雲が山に垂れています。今朝の冷え込みは、春先の一過性のものと思いますが、
この雲が6月後半から7月にかけて、毎日のように動かないような気象状況が、
彼の「宮澤賢治」が、『ツメタイナツハ、オロオロアルキ』と詠った『やませ』が吹く状態です。
今年は、よもやそんなことは無いだろうと思いつつ、農業とは気候に左右される産業であると
つくづく考え、化学肥料や農薬も不十分で、農業機械も脆弱な「賢治」の時代は苦労も多く、
天気予報も発達していない時代ですから、ただただ、オロオロするしか無かったのだろうと、
思いを馳せる夢屋であります。
この一週間、体調不良の古老に変わり、朝仕事を続け、結構疲れました。
農家が早朝に朝仕事をし、昼食後、昼休みと称して「昼寝」をするのですが、
これは夏の暑さ対策だけでなく、人の労働時間の限界点の調整かな…などと思い始めました。
趣味の米作り(いくら作っても赤字という意味で…)の朝仕事の報酬は、道端に咲いた

            

「スミレ」の花ということで、心と体の疲れを癒すことにします。
コメント
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