今日は、我が家の田植えを終え、『さなぶり』の話題を提供しようと考えておりました。
しかしながら、数日前から体調不良を訴えていた我が家の古老の具合がどうもおかしい。
月曜日は、仕事の段取りもあり休めない…夜勤明けの妻に頼んで、紹介されている隣街の
総合病院外来に受診に連れて行ってもらったのであるが、現在の持病(治療中)の膠原病
の主治医が、本日は外来受診をしていない。よって新患扱いとなるので、受診時間は午後
4時過ぎになると言われたと妻から連絡が入ったのであります。妻は、今夜も夜勤。
そこで、知り合いの多い地元の町立病院に、状況を説明し受診することにしました。即入院。
しかし検査結果が思わしくない。再度、総合病院を紹介するので、転院するようにとの指示。
結局、5時過ぎに元の総合病院の救急外来を訪れ、問診を受け、血液内科医に説明を受け、
緊急連絡で駆け付けてくれた主治医の今後の治療方針を聞き、家路に着いたのが午後8時半。
先生方は良くしてくれました。しかし、はぁ、今日一日は、何だったんだろう…。
約3日間、食べ物を受け付けない古老を見て、治療薬の痛み止めで胃が荒れたのだろうと
勝手に判断し、脱水症状と薬の副作用を疑って、受診中の総合病院に頼ったものの、結局
受診できず、地元の町立病院にお世話になり、再度、総合病院に転院。
良いですよ我が家は、私も妻もいるから…。もし、これが老人の二人暮らしだったら、
どう対処すれば良いのでしょう?開業医や町立病院の紹介状が無いと急性増悪した患者も
ただ順番を待たなければならないのでしょうか?
無闇に救急車を呼ばないで下さい…。しかし、救急車を要請すれば早く入院できたのでは
なんてね…。これが地方の高齢化が進む市町村の医療の現状なのに、赤字病院は経営改善せよ
と指示をだす厚生労働省。赤字病院改善のために、基幹病院とサテライト診療所があれば、事足りると?
今、医療現場は、瀕死の状態であり、千葉県銚子市では、市立病院の休止を経てリコールが…。
高齢者は、戦後の日本を復興し、今日の日本を築いた功労者として、人間として扱って頂けないのだろうか?
一定の人口規模に一定の基幹病院があれば、高度・救急救命医療は達成できる…
などという考え方は、健康な強者の論理でしかないのである。
明日は、我が家の田植え。古老は入院、妻は夜勤、そして我が家は、私ひとり…。