その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

ひと時の幸せ

2009-05-31 05:05:05 | 暮らし

庭に咲いた『ムラサキツユクサ』です。花言葉は「ひと時の幸せ」だそうです。
そろそろ田圃に肥料を施さないといけない。病室の古老に伺いをたてました。
「尿素そろそろ撒くんだよなぁ?」(夢)
「田植えから14日以内に硫安を撒け。ひと袋(20kg)で良い。作業小屋に去年の余りが
あるから、一緒に撒いて良い。」(古老)
「動噴、調整してねがったべ?除草剤がとんでもない量飛び出したぞ。」(夢)
「○×農機に見てもらえ。畑は、放っておけ。草で困らない程度にしとけば良い。」(古老)
親父と息子の会話は、ぶっきら棒で、必要な事以外は聞かない。
「お前の身体だけ気をつけろ。無理すんな。俺は構うごどねぇから。」(古老)

             
動噴の故障の原因は、散布量の調整弁の不良としか思えない。
古老の指示で硫安も散布しなければならないし、ちょっと調整してみるか…。
夢屋のビールが美味しく飲める屋外テーブルは、急遽、農機具の修理作業台となりました。
「農家」ではなく、正統な「百姓」を目指す私、夢屋です。時には、農機具屋にもなります。
 ※「百姓」とは差別的用語と言われ、放送界では「自粛用語」とされているようですが、本来「百姓」とは、百の姓(匠)を持つ者を差す言葉と私は理解しています。したがって、夢屋が目指すべき方向は、産業としての「農家」ではなく、様々な技を持った「百姓」なのです。

             
格闘一時間。何とか調整が出来ました。経年劣化による調整弁の不具合が原因でした。
これで硫安散布は上手くいく。修理代金?円コストカットができたかなぁ。
私にとって「ひと時の幸せ」…とは、作物の成長(日々の変化)を眺めながら、変幻自在な生き方が出来ること。時として、経営者であり、技術者であり、作業員である。
明日は、降水確率90%。農作業は、一旦休んで、休養の釣りに出かけるのです。

コメント (2)
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