その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

草笛

2009-05-29 12:12:12 | 暮らし
田圃に向かう国道の空き地が、「ラベンダー畑」のように紫色だったので、車を止め1枚。
『カラスノエンドウ』と思っていましたが、よく見たら『クサフジ』でした。

よくコメントを下さる『杏奈さん』の言葉に励まされながら、何気ない一日を書き綴っていましたら、
今月は皆勤賞まで、あと2日を残すだけとなりました。
オヤジの「日常劇場」を吐露するだけのブログですが、タイトル名がソフトな、女性的なイメージ
の方が、アクセス数は多いようです。拙い文章でも読んで下さる方がいらっしゃるのだと思うと、
すぐ調子づいてしまいます。好奇心と探求心の塊のようなオヤジですから、気になるともう止まらない。
「野の草を使って、昔は結構遊んだよなぁ…。」などと振り返り、草笛を思い出しました。

              
『ヨシ』の葉ひとつとっても、先端のまだ展葉しない葉は、芯の葉を抜き取って、くわえて吹けば、
一番簡単に吹ける『草笛』でした。この草笛は音が大きく鳴らないので、男の子としては、やや不満。
ちょっと技術を高度化させると葉の基の部分を楽器の「リード」に仕立てて、
微妙な折り加減と丸め方を調整しながら、残りの葉を丸めていけば…

              
この笛は、結構大きな音がする。子どもの頃、同居していた一番下のオジ貴が作っては鳴らすのですが、
小さな夢屋には、なかなか作れない…悔しい…作れない。少しずつ大きくなって、折込部分を横から
押しながら、『リード』部分の振動を上手に調整出来るようになると音が出せるようになりました。
自作の草笛が、初めて鳴ったときの感激は、遠い昔の思い出です。
こうした遊びを我が息子にも伝えたい。そんな思いが、上手に伝わらないまま、子どもたちは巣立って
行きました。「昔、オヤジが道端の草を丸めて、鳴らしていたよなぁ…。」位の記憶に残ってくれてい
れば良いのですが。
コメント
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