その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

早乙女…発見

2009-05-17 19:19:19 | 暮らし
田植え前に畦シートを張らねば…。篤農家が体調不良のため、臨時代行が今朝もがんばります。
週の初め、50年前の『早乙女』を紹介しましたが、朝仕事を続けていると良い事もあるもので、
我が家の田圃のさらに下手に、一畝(1アール…10m×10m)程のI.M.さんの田圃があるのですが、
ここを、我が在所でも専業農家のひとつであるH.K.さん宅の若夫婦が田植えをしておりました。

             

休耕田と耕作地の境(畦)に黒いビニールシートを埋め込み、上部は土で固定すること1時間。
ちょうど飽きてきた頃ですから、若夫婦は、私、夢屋
の格好の獲物となりました。
「ここは、『もち』作ってたんだっけ…?」 (夢屋)
 × 「去年、古いハーベスタを出して(廃棄)しまったものですから、今年は、遅生の『コシヒカリ』です。」
「Hさん。嫁いで何年になる…?」 × 「えーと、4年かな?」 (H♀)
「Hさんの実家って、農家?」 × 「いいえ、全然。だから、何も出来なくて…。」 (H♀)
「何言ってんだよ。俺なんか50年近く生きてきて、親父の指示通り動くだけだよ…。」(夢屋)
などと、若夫婦の農作業の邪魔をしてしまいましたが、何も出来ないなんて、とんでもございません。
小さな田圃の角植えを上手にこなしておられました。正に『早乙女』
若夫婦間の作業や会話は、朝の清涼感漂う一服でした。

                   

一服と言えば、我が家の田圃の周囲ほとんどを受託耕作しているS.Y.さんでは、一家総出で田植えをしています。
私の仕事が終わりかけた10時頃、Sさんちの若妻(夢屋の先輩ですが…^^;)が、お茶を運んできました。
我が在所では、10時、3時、あるいは作業途中の休憩を『 たばこ 』と言っていました。
「そろそろ、『たばこ』にすっぺ…。」なんてね。
煙草を吸わない女子どもは、お菓子や季節の果物をいただける訳で、これがまた楽しかったのですが、
ひとり作業の夢屋は、身体に悪い煙草をくゆらすしか芸が無い訳で、隣の畑の作物を覗き込んだり、
木陰で小用を足したり…、情けなや。
農業後継者に嫁さんが来ない訳じゃない。意欲ある後継者には、素敵な『早乙女』が嫁いでくれています。

コメント (2)
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