その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

早乙女…

2009-05-13 20:10:10 | 暮らし
いつもの様に夢屋庭園に咲いた「ぼたん」の花をご披露いたしまして、
本日のお題は、『早乙女』。弱いんだよね…オヤジたちはこの響き。
元来、『早乙女』とは、若い女性、特に田植えをする若い女性を指す言葉ですが、
我が在所の『早乙女』をご紹介いたします。

         
         約50年前の『早乙女』です…^^;

約20年前、私は「今後10年で農村、特に稲作農家は崩壊するだろう。」と予言
しておりましたが、幸か不幸か当時の若衆(50才代)は、そのまま長生きし、
70才代となった現在も米作りに励んでおります。
何せ我が家の古老は、御歳83才と言うのに、未だボケ防止の農作業に励んで
います。
一方、生産農家戸数は確実に減少し、我が集落の生産組織も10年前の戸数が
半減しています。結果的には、農水省が進める担い手農家への土地の集約化
が進んでいると言えるのかもしれません。

         

オヤジの茶髪のような畦畔は、除草剤処理によるものです。
昨日(200.05.12付)の「朝日新聞23面」では、「生きものブランド米」の特集
記事が組まれていました。農薬を半減し、安全性の証として生息する生物の名前
を冠に掲げ、付加価値をつける。山形では『めだかのお米』が紹介されています。
「少々、割高でも安心・安全を購入したい。」という消費者の声…。
70才を越えて、効率性からすれば無駄な補植(田植え機械による欠株を補う作業)
を腰を屈めながら行う50年前の早乙女。
最も機械化が進み、高齢者でも作業が可能となった稲作ではありますが、農家
収入のベースとなる作物であることに変わりはありません。
秋田県大潟村では、渋谷ギャルが米に付加価値をつけるべく『渋谷米』を作付
中とか…。『渋谷米』で付加価値が付くのであれば、真摯な『バーバ舞(米)』
でも付加価値が付くのでは、などと『元気なジジババ』を応援する夢屋であり
ます。
コメント
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