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その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(トトロの森)

2011-11-07 12:08:23 | 夢屋王国

宮崎駿監督作品「となりのトトロ」は、我が家族が大好きな映画であります。時代設定が昭和30年代初期であり、私たち夫婦が生まれた頃に一致し、当時の日本が記憶の原風景にあり、さつきとメイの快活な姉妹は、我が家の長女・二女に合致するのであります。
『夢屋農園』の前オーナーは寡黙な働き者で、高度成長期にリンゴを栽培しておりました。我が家には、子どもたちが悪さをしないように夏リンゴや国光といったリンゴを屋敷内に植えてありましたので、私自身は勝手に『ぬすっくらい(盗喰らい)』をすることはありませんでしたが、近所の悪ガキたちのおやつとなったことは間違いありません^^; また、夏は昼でも薄暗いようなリンゴ畑はセミ採りの格好の場所でもありました。
丁度10年位前でしょうか、リンゴの木は老木となり、一本また一本と切り倒され、畑仕事をする前オーナーにリンゴ畑を無くさないでくれと私が頼んだのは…。実に身勝手な話ではありますが、子どもの頃からの遊び場(思い出)が消えていくことに寂しさを覚え、『トトロ』が出て来そうな子どもの遊び場を探してもいたものだから、「もし、誰かに手放すようなことがあれば、必ず俺にも声を掛けて欲しい。」と花見の宴で酔った勢いで言ってしまいました。それが、現実になるとは…。

今では、周囲に数本の果樹が残るだけの畑になってしまったのでありますが、来年には、その果樹も道路拡張で切られてしまうのであります。さぁ、どうしたものか?果樹を植えるには、私は歳を取り過ぎている。オヤジの思い入れだけで、手を着けてしまうと子どもたちに負の遺産を残すだけであります。山菜エリア・アスパラエリア・ブドウエリア・野菜畑エリア…敷地3,000㎡を勝手に区割りしながら、今後の展開を考えるのであります。
小雨が本降りとなり、雪囲いを中断した日曜日の午後、『第2サティアン』で友人の『ノロ君』とコーヒーブレイク^^; 最近覚えたてのミントティーとマスター自慢の『イレギュラーコーヒー』を飲みながら、今後の遊びの展開を語る至福の時間を過ごすのであります。
ふと、南側の風景を眺めておりますと、〇×さんちの屋根の上に「トトロ」が…。『夢屋国王』の畑の管理状況を監視しているのでありました。
自宅に戻り、自慢気に「あの屋根にトトロが居るぞ!」とオッカーに語ると、既にオッカーは、その存在に気付いていて驚きもしない…『男の隠れ家』を自認する『第2サティアン』の内情は、総て彼女に掌握されているのであります^^;


コメント (1)
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