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その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(先行投資)

2011-11-29 23:17:26 | 夢屋王国

庭先の赤い物…葉や実を探しておりますと、赤い実がふたつほどついたスズランの枯れ茎を見つけました。亡くなった祖母に言われて、幼稚園にスズランを持って行った記憶があるので、彼是50年近く同じ場所にスズランは咲いていることになります。肥料も与えず、株分けもしないので、子どもの頃の記憶からすると花や植物自体が小ぶりになってしまったような気がします。10月頃が植え替えの適期と承知しているのですが、ずっと先送りされております^^;
さて、中国の故事に「入るを量りて、出ずるを為す(制す)」という格言がありますが、至極当然のことと感じるのでありますが、世の中ではそうでも無いらしい。右肩上がりの経済発展を経験してきただけに、土地の価格は必ず上昇し、借金も物価の上昇とともにただ同然に成る。消費拡大こそが善で、一度昇った太陽は決して沈むことは無いと勘違いをさせられて来ました。本来、「経済」とは、「世を経(おさ)め、民を済(すく)う。」・・・経世済民が語源なのでありますが、貨幣経済が進み、生産・消費・売買という側面だけが強調されるようになりました。確かに大量生産と大量消費によって、そのことが収入の源泉となり、収入の多寡が幸せを計る尺度とされ、またそのことを疑わなかった。

一方、日本からの独立を宣言した『夢屋王国』はどうでありましょうか?まず、王国内には、固定した民と言う概念が無い。例えば、昨日、釣り場から採取したクレソンの株の中に、ザリガニの子どもが隠れておりました。雑草という概念でカラスウリを刈り取り、作物という概念でクレソンを栽培することで、クロウリハムシの生息密度は下がり、新たにザリガニの生息環境が整う。国王の経済活動(生産・消費活動)で、生息する民が変化するのであります。手を加えれば加えた方向に、手を抜けば手を抜いた方向に、民(種)は変化していくのであります。
国家の財政収支は・・・国王の独裁により、無謀にも『第2サティアン』やロイヤルロード(敷き砂利)を建設し、果樹エリアには、雨除けハウスの骨材を投入する。今年初めて、白菜と山形青菜を換金したものの、肥料代(堆肥)と種苗代を確保できただけで、建設費用には遠く及ばないのであります^^;
折角、日本からの独立を宣言しても、やっている事業は借金まみれの赤字国家であります。「これらの事業は、将来のための先行投資である。」・・・何やら口調まで、どこかの国家の政治屋と同じになっているではありませんか^^;
ただ唯一違うところがあるとすれば、先行投資は国王の資産総額が限度であり、経済活動によって変遷する民から、税という形で収奪する術を国王は持たないという一点のみであります。この3年間の義務教育課程が、そろそろ修了を迎える11月…アスパラやウドなど、着実に畑の改良は進んでいる。汗と先行投資分は、必ず回収出来る・・・貨幣という形ではないが、収穫する喜びという形で必ず実を結ぶと信じて、国王はまた先行投資を行うのであります^^;

コメント
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