11月22日は「いい夫婦の日」であります。1988年に財団法人余暇開発センターが、夫婦で余暇を楽しむライフスタイルを提案し、11月22日を「いい夫婦の日」として提唱したことが始まりとされていますが、ここまで書くと政府系の胡散臭さが湧いて参ります^^;
「いい夫婦川柳コンテスト」などというのもありまして、2011年の「いい夫婦大賞」は、
「新しい 手帳に妻の 誕生日 (吉野信幸さん)」 が選ばれておりました。
夢屋夫妻の場合、妻の誕生日は私の1日前、日上の姉さん女房ですから、誕生日を忘れることはありません。誕生日を忘れることは無いのでありますが、プレゼントを買うことを忘れてしまう。これは危険極まりない行為であります。バラの花を買って贈ることもあるのですが、最近ではケーキのように実利を求める傾向が強いようであります^^;
さて、寒気の流入でそぼ降る雨が雪に変わり、積もりはしないけれど庭先の「ブイ」に雪の名残りが残っておりました。「ブイ」・・・16年程前に結婚10周年を記念して北海道旅行をし、帰り道の北海道は長万部の海岸で漂流物を拾って来た物であります。似た者夫婦と言いますが、お父ちゃんが突然こんなものを拾って来ても、平然としているお母ちゃんがそこにおります。以来、16年長万部産の「ブイ」は、何故か夢屋家の庭先に転がっているのであります。
山は雪。手前の低山が紅葉している姿と対照的に、亀岡文殊が鎮座する少々高い山は雪に覆われております。次第にこの雪が里に下りてくるのでありますが、自宅の雪囲いもほぼ完了し、「勤労感謝の父ちゃんの日」は、久し振りにゆっくりと過ごそうなどと考えております。『夢じぃ漬け』こと高菜漬けは、粗漬けが終了し水が上がって参りました。漬け上がりの高菜は、まだ辛味があって、瑞々しい若い乙女のような味であります。塩漬けにも係わらず上からダシ醤油をかけていただきます。職場の昼食の箸休めに持参してみました。
この高菜を各家庭の漬けダレ(醤油・砂糖ベース)に漬け直し、各家庭の味に仕上げていきます。若い乙女が各家庭の色に染まり、嫁となる訳であります。正月、大寒を過ぎた辺りから乳酸発酵により酸味が出て参ります。少々、地が出てくる訳でありまして、流水で塩出しをして、小女魚などといっしょに煮て食べます。これが春を迎えると煮ても焼いても食えなくなる・・・姑ばあさんというところでしょうか。私、夢屋は漬物の中に「女の一生」を発見したのであります^^;(これも哲学か?)
海苔なんて高価で買えないから、高菜の葉でご飯を巻いて食べる。そんな生活をしていた訳ですが、漬物を食べない子どもたちと違って、季節の物が無いと物足りなさを感じるお年頃となってしまいました。
ばあさんたちは、各家庭の漬物を出してお茶飲みなどしていたものですが、「余暇を楽しむライフスタイル」・・・貧しかったけど、こうした楽しみは、ばあさんたちは持ってたよなぁ^^;