その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(ねずみ先輩)

2011-11-16 12:11:08 | 夢屋王国

本日、国王の出稼ぎ先では、午後3時から恒例の合同会議…上意下達のマンネリ化した会議なので、説明の間、冬を迎えるに当たって当面しなければならない仕事を書き出してみました。雪囲いを完成させ、消雪パイプを敷設し、畑の残渣を片付け、漬物を漬け込み、タイヤ交換をする・・・etc.
ちらほらと雪の話題が上るようになったにも係わらず、しなければならない仕事が山積みであります。それぞれに優先順位を付けて、朝仕事と休日でこなして行くのでありますが、正直なところ男手が欲しい。昨年は、体調不良で仕事の手抜きをしたために、雪が降ってから苦労することになったし、果樹(育成木)の枝が、ことごとく折れてしまいました。昨年の轍を踏まぬためにも、黙々とこなして行くしかないのであります。東北地方という同じ括りの中に生活していても、太平洋側と日本海側では、生活様式に大きな違いがあります。雪に対する備えが全く違う。西高東低の気圧配置は、太平洋側が寒くとも快晴の冬が続くのに対して、日本海側はどんよりと曇り、雪が積もるのであります。しかし、今年は震災の影響で太平洋側は甚大な被害を受けており、これからの厳しい冬を迎えるに当たり、住民の方々の心痛を思うに、少々の筋肉痛に悲鳴を上げている訳には行かないなどと自分を鼓舞するのであります^^;

6月に「大沢山」で見つけたムネアカオオアリであります。彼女たちは既に冬を迎える準備を整えたことでありましょう。一説によれば、女王アリの寿命は10年から20年とされていますが、コロニー(巣)を継続的に観察した結果であり、確証が得られないのでありましょう。我が家の働きアリと運命付けられた『夢屋国王』は、黙々と女王(オッカー)に餌を運び続けけなければならないのであります^^;
さて、我が家にやって来た『柴犬コウ(本名:さくら)』は、まだ自分の名前を意識しておりません。したがって、家族に大ブーイングを浴びた『コウちゃん』と陰で呼び続ければ、彼女は本名を「コウ」と思い込むはずである。『夢屋国王』の野望は、舞台裏で着々と進められているのであります。そういえば、先住民族のハムスター「ころちゃん」は、『柴犬コウ』の存在にまだ気付いておりません。朝方、腹を空かせると彼のケージをカリカリカリ。隣室では『柴犬コウ』が遊んで欲しくて、サークルをカリカリカリ。国王は老人性そう痒症(乾燥肌)でカリカリカリ。我が家の朝の茶の間は、カリカリカリの大合唱なのであります^^;
さて、「さくら」や「ころちゃん」と遊んでいる暇はない。土仕事で指先がカサカサの国王は、今朝も王国の冬支度に出かけるのであります。

No.〇×△ ムネアカオオアリ Camponotus obscuripes  昆虫綱 膜翅目 アリ科

日本では最も大型のアリで、狩猟は単独行動の場合が多い。物好きな方もいらっしゃるようで、飼育キットなども販売されているらしい。リーマンにとって、働きバチや働きアリは、称号ではありません。リーマンにも自由と安寧を・・・^^;

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