その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋国王(田吾作編)

2011-11-28 12:07:08 | 夢屋王国

みぞれ交じりのぐずついた天気が一転、本日は早朝からガリガリの霜が降り、久し振りに晴天の予感…11月は『雪囲い月間』と定められておりますが、大方の作業が終了したことからお休みを一日頂いて仲間と釣行であります。
米沢市作谷沢「田吾作」…名前からして『夢屋国王
』にお似合いの釣堀であります。職場の後輩N君は、朝7時のゆっくりした待ち合わせ時間にも係わらず遅刻…それでも怒らない。何故なら、彼と同行する約束でもしていないものなら、とても寒くて出掛ける気持ちになれないような朝なのだから^^;

 

釣堀の中を悠然とアイガモが泳ぐ、優雅な釣堀であります。へら鮒釣りに関してN君はビギナーであるため、こうした寒い時期の釣りを体験したことが無く、『段底』という釣り方を体験して頂くのが本日の課題であります。8時頃からの開始なのでありますが、1時間経っても彼の仕掛け作りが終わらない。『関師匠』の教えを忠実に守っているものだから、針結びにエライ手間取っているのであります。そんな現場に巨漢の『八巻師匠』が遅れて参戦し、二大巨頭に挟まれて「段差の底釣り」を開始したのでありますが…

 

さすが名人『八巻師匠』が最初に釣り上げたのが「赤いキントト」・・・一同大爆笑であります^^;
『夢屋名人』は、3枚ほど釣り上げ、アタリのタイミングを見切ったところで大ブレーキ・・・3連続根掛かりでお魚さんが散ってしまいました。

 

ビギナーN君にもしっかり釣らせることが出来ました。(良かった、良かった^^;)少々早めの昼食は、「田吾作」自慢の大盛り味噌ラーメン。釣り宿の食事にしては、お勧めの美味しいラーメンです。
昼食後、1時間ほどで3枚追釣したところで、私は喪服に着替えお葬式に…釣りをしてからお葬式とは不謹慎ではありますが、かつての職場の同僚が亡くなり、午後2時からのお葬式だったのであります。同僚や友人の親が亡くなるということは経験してきましたが、この1ヶ月の間に、何らかの形で職場を一緒にした人たちが、病気のため2名現職で死亡しております。自分自身もそんな年齢に達しているのだとしみじみと思うのであります。

 

快晴の米沢から、雪を頂いた朝日岳と月山がきれいな姿を眺めることが出来ました。今まで生きて来た長さと残された人生…当然、残された時間が短くなっているのだから、残りは目一杯遊ばせていただく。故人との別れは、自分の人生を見つめ直す良い機会でもあります。
泣いて暮らしても一生、笑って暮らしても一生なのだから…。

コメント
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